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7割の女性が「男性専用車両」に賛成 痴漢冤罪防止策となるか
「男性専用車両」の導入に賛成している人が、マクロミルの調査により大多数であることがわかった。[写真拡大]
電車内での痴漢は依然無くならない社会問題だ。そのような中で女性を中心に「男性専用車両導入」に賛成しているという調査結果がマイクロミルの集計で明らかになった。同調査では女性が全体の7割、男性は6割の人が男性専用車両の導入に賛成していた。
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女性の意見として「痴漢被害に遭いたくない」といった意見が最も多く、男性では「痴漢被害に間違われたくない」といった意見が最多だった。一方で男性専用車両に反対する人は男性の方が多く、「女性ばかり優遇するのはおかしい」といった男女平等を訴える意見もあれば、「男に囲まれている電車は嫌だ」という意見も多少なりともある。
調査を受けた大多数の人たちが女性専用車両の導入に賛成しているので、導入は快く受け入れられる可能性は十分にある。しかし、痴漢問題の中には痴漢の「冤罪問題」といった新たな問題も浮上している。冤罪とは痴漢をしていないにも関わらず、女性が名乗り出ることで痴漢被害の容疑者として仕立てられてしまうのだ。この冤罪により、今まで築き上げてきた家庭や会社での立場が一気に崩壊するケースも多く、最悪の場合は世間からの信用や職を失ってしまう危険性もある。冤罪被害はほぼ男性で占められており、働き盛りのサラリーマンがこの一つの濡れ衣のおかげで一気に転落人生を歩んでしまうことも少なくない。
冤罪被害というのは物的証拠というものがなく、目撃証言でもあれば無実を証明できないこともないが、目撃証言を得るのはなかなか難しい。被害者側の言い分が通りやすく、圧倒的に女性側が有利な状況だ。
近年、保険会社のジャパン少額短期保険などが冤罪被害対象者に向けた弁護士との法律相談費用を負担するサービスが展開されており、徐々に加入者を増やしている事実があるが、このような「起こってしまった事」に対しての対策しかできないのが現状だ。
しかし、男性専用車両が導入されれば痴漢も冤罪も今よりも気にせず電車に乗ることが期待できる。試験的に導入してみるのも良いかもしれない。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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