トヨタ、スマホ用ナビアプリ「TCスマホナビ」を無料提供

2016年12月1日 19:45

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「TCスマホナビ」(トヨタ自動車の発表資料より)

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 トヨタ自動車は1日、新しいスマートフォン向けナビゲーションアプリ「TCスマホナビ」の提供を無料で開始したと発表した。

 トヨタはこれまで、スマートフォン向けナビゲーションアプリとして、渋滞を回避するルートを案内する有料アプリ「T-Connectスマホアプリ」(2,500円/年)を提供してきた。これは、車載通信機(DCM)等を通じて車両から収集されたビッグデータに基づくトヨタ独自のリアルタイム渋滞情報「Tプローブ交通情報」に基づくものだった。

 一方、災害時の救援活動を支援する目的で同じくビッグデータに基づく通行実績情報を「通れた道マップ」として、無料にてWebサイトに公開し、スマートフォンでの閲覧も可能としている。

 今回提供を開始する無料ナビアプリ「TCスマホナビ」は、従来のナビゲーション機能の視認性・操作性を一層高めるとともに「Tプローブ交通情報」や「通れた道マップ」を常時掲載。交差点での拡大図表示や交差点名の読み上げなど、見やすい地図とわかりやすい音声によってルート案内を行う。大規模災害発生時には「通れた道マップ」に「被災地の航空写真」を表示することを可能としたほか、来夏には「通れた道マップ」を反映したナビゲーションのルート探索機能を追加するなど、災害対策機能も強化した。

 また、外部のサービス事業者とオープンに連携する場としても活用を進めていくとし、第1弾として、駐車場シェアリングサービス事業者のakippaが提供するサービスと連携。駐車場の検索・予約および、予約した駐車場までのナビゲーションを提供する。今後は、パーク2が展開する同様のサービスとも連携を進める予定。

 利用は全て無料となっており、現時点では、トヨタの車載機向けテレマティクスサービス「G-Link」、「T-Connect」、「G-BOOK」との連携機能はない。対応OSは、Androidが、4.2.2/4.4.2/5.0.1/5.0.2/6.0/6.0.1で、7.x系は動作保証対象外。iOSは8.0以降で、10は動作保証対象外となっている。

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