東芝、業界初の近接無線転送技術「TransferJet」搭載SDメモリカードを発表

2015年7月1日 06:53

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「TransferJet」搭載したのSDメモリカード(東芝発表資料より)

「TransferJet」搭載したのSDメモリカード(東芝発表資料より)[写真拡大]

 東芝は30日、近接無線転送技術「TransferJet」を搭載した業界初のSDメモリカードとして、SDHCメモリカード「SD-TJA016G」を7月31日から発売する発表した。価格はオープンプライス。容量は16GB。

 「TransferJet」は、対応機器同士を近づけるだけの操作で、大容量のデータを、実効スループット最大375Mbpsの高速で転送できる規格。1分のハイビジョン動画コンテンツなら約3秒で転送できる。

 新発売のメモリカードは、例えばデジタルカメラに挿入したまま、スマートフォン・タブレット・PCなどのTransferJet対応機器に近づけるだけで、撮影した写真や動画を高速で送信できる。なお、通信する機器(受信側)がTransferJetデバイス(TransferJet USB/MicroUSBアダプタあるいはiPhone/iPad/iPod対応アダプタ)が挿入されている、またはTransferJetTMがサポートされている機器であることが必要となる。また専用のデータ送受信用ソフトウェアが必要となる。

 送信方法は、「一括送信」と「選択送信」の2つから選んで送信できる。「一括送信」では、同商品が挿入されたデジタルカメラをTransferJetTM対応機器に近づけるだけで、過去に送信したことのない写真や動画のみを自動で判別され送信される。撮影したばかりの写真をその場でタブレットから確認したり、PCにバックアップしたりする場合に適している。

 「選択送信」は、デジタルカメラ側で写真を選択して送信することができ、選択した写真を複数の対応機器に何回でも送信が可能。特定の写真を友人や家族とその場でシェアできる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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