関連記事
AdobeのDRM関連システムのアップデートにより今後古い電子書籍が読めなくなる可能性
taraiok 曰く、 過去にDRMはさまざまな弊害を引き起こした。EAのシムシティやソニーのRooktKitスキャンダル、Ubisoftなどの企業が愚かな方法でDRMを使用し、顧客に損害を与えたことは記憶に新しい。そうした企業のリストにAdobeが新たに加わることになりそうだ。
Adobeは1月21日、PDFや電子書籍向けのDRMソリューション「Adobe Content Server 5」を発売した。しかし、このAdobe Content Server 5のDRMは過去に使用されていたAdobe Content Server 3.xとは互換性がないという。そのため、今後Ver.3.x系DRMで保護された電子書籍作品が読めなくなる可能性があるという(The Digital Reader、The Digital Reader、hon.jp、slashdot)。
Adobeが投稿したYouTube動画によると、Adobe側はebookストア、アプリおよびデバイスメーカーといったユーザーに対し、2014年7月までに新たなDRMにアップグレードするよう要求していたという。この時点でAdobeは古いDRMのサポートを終了する計画であったようだ。現時点でAdobeはこの方針を撤回しているが、実行していればVer.3.x系DRMで保護された電子書籍を購入したユーザーに大きな混乱を引き起こす可能性があった。なお、hon.jpによると、Ver.3.x系DRMは日本での採用事例はほとんどないとのこと(The Digital Reader、hon.jp)。
スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | DRM
関連ストーリー:
電子書籍ビューアのDRM機能が原因でVisual Studio使用中にWindowsがフリーズする事象が発生 2014年01月17日
ローソンの電子書籍サービスがサービス終了。ユーザーにはポイントで返金 2014年01月07日
DRMフリーのほうが売り上げはアップする 2013年12月09日
シムシティの最新作、一人プレイでもオンライン必須に→サーバーがアクセス集中でダウン、ゲームプレイ不可に 2013年03月07日
Ubisoftのいくつかのゲーム、DRM用サーバーのメンテナンスによって一時プレイできなくなる 2012年02月08日
Sony BMGの米国内向けCCCDにルートキット 2005年11月03日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク