ルネサス、後工程生産拠点等を48億円でジェイデバイスへ譲渡 最終契約を締結

2013年3月19日 18:46

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 ルネサスエレクトロニクスは、同社の子会社における後工程生産拠点等を株式会社ジェイデバイスに譲渡することについてジェイデバイスと基本合意書を締結し、これまで協議を進めてきたが、19日に最終契約を締結したと発表した。

 同案件は、いずれもルネサスの100%子会社である、ルネサス北日本セミコンダクタ(北セミ)、ルネサス関西セミコンダクタ(SKS)、ルネサス九州セミコンダクタ(九セミ)および北セミの100%子会社である北海電子を「吸収分割会社」とし、会社分割により吸収分割会社の後工程製造事業の一部(北セミ:函館工場、SKS:福井工場において営んでいる後工程製造事業、九セミ:熊本工場において営んでいる後工程製造事業および受託製造事業、ならびに北海電子において営んでいる製造支援事業)に係る資産・負債その他の権利義務等を、ルネサスが新設する100%子会社「ルネサス ジェイ セミコンダクタ」に承継させた後、ルネサスが同子会社の発行株式の全てをジェイデバイスに譲渡するもの。なお、譲渡額は48億円となる。

 今回締結した最終契約は、ルネサスとジェイデバイスが半導体製造事業における戦略的パートナーとして長期的な互恵関係を構築することを目的としており、本日の合意に基づき、両社は2013年6月1日を目途に後工程生産拠点等の譲渡を完了する予定。

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