旭硝子、ブラジル新工場の定礎式を実施 2013年に稼動開始

2012年4月20日 11:23

印刷

AGCグループCEO石村和彦(右)とサンパウロ州都市開発長官エドソン・アパレシド氏(左)によるサッカーボールの交換(写真:旭硝子)

AGCグループCEO石村和彦(右)とサンパウロ州都市開発長官エドソン・アパレシド氏(左)によるサッカーボールの交換(写真:旭硝子)[写真拡大]

 旭硝子(AGC)は19日、4月18日にブラジルサンパウロ州グアラティンゲタ市にて、AGCガラス・ブラジル社の新工場の定礎式を実施したと発表した。昨年より始まった同工場の建設は現在順調に進捗しており、南米で最も環境負荷の低いガラス工場を2013年から稼働し、建築用ガラス及び自動車用ガラスの出荷を順次開始していくという。

 約400億円を投じて行うブラジル進出は、AGCグループの経営方針の一つである「第2のグローバリゼーション」の主要なプロジェクトの一つ。AGCグループは、世界の各地域でこれまで顧客から高い評価を得ている、技術、品質、サービス力を発揮し、建築用及び自動車用ガラスの拡販を進めていく方針。

 AGCグループは「持続可能な社会に貢献している企業」を目指し、ブラジルの環境保全に向け、高い省エネ効果を持つ製品の提供や、生産プロセスの省エネ化等を進めていく。特に、今回ブラジルに導入する生産設備は、排気ガス処理、省エネ、省水資源についての先進的技術により、ガラス工場としては南米で最も環境負荷の低いものとなっている。さらに、AGCガラス・ブラジル社は、グアラティンゲタ市において約500人の雇用を創出することに加え、先を見据えた次世代の人材の育成にも貢献していく。

関連記事