トヨタ、ジュネーブモーターショーに次世代小型HVコンセプト「FT-Bh」を出展

2012年3月7日 10:44

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次世代スモールハイブリッドコンセプト「FT-Bh」(画像:トヨタ自動車)

次世代スモールハイブリッドコンセプト「FT-Bh」(画像:トヨタ自動車)[写真拡大]

 トヨタ自動車は6日、3月6日から18日までスイス・ジュネーブで開催される「第82回ジュネーブ国際モーターショー」に、軽量・低燃費の次世代スモールハイブリッドコンセプト「FT-Bh」を出展したと発表した。

 「FT-Bh」は、ハイブリッドカーがさらに普及すると考えられる2010年代後半を想定し、”ECOMOTION(Eco+Emotion)” をテーマとしている。高い環境性能に加え、優れたレスポンスと軽快な操作性によりドライビングの楽しさをも提供すべく企画された、Bセグメントのスモールハイブリッドコンセプトカー。

 軽量化、パワートレーンの効率向上、走行抵抗の低減などを徹底的に追求した結果、欧州の新燃費測定方法(NEDC)で2.1L/100km、CO2排出量は現在のBセグメントカー平均の半分以下である49g/kmを達成している。さらに、小型燃料タンクとハイブリッド用リチウムイオン電池をリヤシート下に配置することで低重心を実現し、車の本質的な魅力である走行性能を高めている。

 「FT-Bh」にはハイブリッド仕様の他に、天然ガス(CNG)仕様とPHV仕様も想定しており、CO2排出量は各々38g/km、19g/kmとなっている。

  なお、同モーターショーTOYOTAブースでは、「FT-Bh」以外に、欧州初出展となる次世代4ドアコンセプト「TOYOTA NS4」、セダンタイプ次世代燃料電池自動車コンセプト「FCV-R」、”つながる”コンセプト「TOYOTA diji」(日本名Fun-Vii)、「GT-86」の4車種が披露されている。さらに、欧州で市販間近の「Yaris Hybrid」や「Prius Plug-in Hybrid」なども展示されている。

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