エプソン、GPSで走行距離やペースを計測できるリスト装着型ランナー向け機器を開発

2012年2月21日 13:14

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セイコーエプソンが開発した走行距離やペースなどを、GPSによって正確に計測できるリスト装着型GPSランニング機器のイメージ図

セイコーエプソンが開発した走行距離やペースなどを、GPSによって正確に計測できるリスト装着型GPSランニング機器のイメージ図[写真拡大]

 セイコーエプソンは21日、走行距離やペースなどを、GPSによって正確に計測できるリスト装着型GPSランニング機器を開発したと発表した。スポーツ機器市場向け製品の第一弾として、2012年内にランナー向けに商品化し、日本での販売開始を予定しているという。

 同社が今回開発したGPSランニング機器は、高精度のGPSモジュールを内蔵しており、ランナーは手首に着けた状態で、走行距離、ペース、スピードなどを正確に知ることができる。距離が分からないコースや測りにくいようなコースでも、走行距離、ペースが正確に把握でき、練習に役立てられる。

 GPSの連続計測時間は12時間で、フルマラソンからトレイルランのような長時間レースでもバッテリー切れを気にせずに安心して使用できる。

 本体重量は50g以下と、リスト装着型のGPSランニング機器としては同社調べで世界最軽量。厚みも一般的なスポーツウオッチ並みの13mmで、快適な着け心地のフリー回転バンドを採用しているため、ランニング時にも重さや装着感が気にならないという。

 防水機能は、一般的なGPSランニング機器が家電防水規格(IPX7)であるのに対して、5気圧防水まで対応しており、雨天時でも安心してランニングを行うことができる。装着したまま、ランニング終了後にシャワーを浴びたり、トライアスロンで泳ぐなど、水を気にせずに使用できるという。

 同社は今後も、スポーツ機器や健康機器の市場向けに、強みであるセンシング技術、省電力・小型化技術を活用したリスト型機器やウェブサービスなどの提供を進めていくとしている。

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