北九州の商業施設「チャチャタウン小倉」、12年ぶりの大規模リニューアルへ

2024年6月27日 11:26

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イルミネーションがLEDとなるチャチャタウン小倉の観覧車(西鉄発表資料より)

イルミネーションがLEDとなるチャチャタウン小倉の観覧車(西鉄発表資料より)[写真拡大]

  • 1階のイベントスペース。

 西日本鉄道は、北九州市のランドマークとして親しまれている複合商業施設「チャチャタウン小倉」(小倉北区砂津)の大規模リニューアルに入った。1階のイベントスペースを車いすやベビーカーでも安心して利用できる場所に変え、3階デッキ部分に小さな子どもの遊び場を新設したほか、一部店舗の入れ替えも進めている。

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 1階イベントスペースの改装はクッション性の高いゴムチップを敷き詰め、車いす利用者やベビーカーの安全性に配慮した。3階デッキ部分は人工芝を敷いたうえ、滑り台など幼児向け遊具を設置。8月には施設のシンボルになっている観覧車のイルミネーションをLEDに切り替える。

 店舗の入れ替えは大型テナントの新規出店やキーテナントの改装、「食」をテーマにしたテナントの集積などを進める計画。4月には100円ショップの「ダイソー」による「ダイソー」、「スリーピー」、「スタンダード・プロダクツ」の3業態複合店、メガネの「眼鏡市場」が出店した。

 6月28日にはスーパーの「にしてつストア」が「レガネット」にリニューアル、クリーニングの「せいや」が登場するほか、7月には中古本・家電販売の「ブックオフ」がオープンする。さらに、飲食店の「揚げたて天麩羅那かむら」が今夏、開店を予定している。

 チャチャタウン小倉は、西鉄北九州線の砂津車庫跡に2000年にオープンした大型商業施設。5階建て延べ約4万7,000平方メートルの施設に48店が入居し、2023年度で年間約70億円の売り上げを上げている。売り場面積は約2万2,000平方メートル。高さ約60メートル、直径約50メートルの観覧車が施設のシンボルとなり、地元の人の人気を集めている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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