国際赤十字、戦争ゲームと国際人道法との関わりを調査

2011年12月11日 18:42

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 戦場をテーマとしたビデオゲーム内での国際人道法の扱いについて、赤十字国際委員会(ICRC)が議論を重ねているそうだ(ICRC - Daily bulletin - No 3ICRC - FAQMail Onlineの記事本家/.)。

米ゲームメーカーActivisionの調べによると、人気ゲーム「Call of Duty: Black Ops」1作だけでゲーム内で620億人が殺され、うち2億4,200万人は近距離から刺殺されているそうだ。国際人道法の普及を進めるICRCでは、仮想的に国際人道法に違反する可能性のあるゲームの開発に強い関心を寄せているのだという。

ただし、ゲーム内での行為を取り締まろうというのではない。ICRCの関心の対象は、ゲームにより国際法に対する意識が向上する可能性だ。既に国際人道法を順守した対応を要求するゲームも開発されており、ICRCはこのような動きを歓迎しているとのことだ。

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