「iPhone 4S」の通信料金はソフトバンクが安い 本体価格はau

2011年10月7日 14:38

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米アップルの最新スマートフォン「iPhone 4S」(画像:財経新聞社)

米アップルの最新スマートフォン「iPhone 4S」(画像:財経新聞社)[写真拡大]

 KDDIとソフトバンクモバイルは7日、10月14日から、米アップルの最新スマートフォン「iPhone 4S」を発売するとそれぞれ発表した。

 これまでは、日本国内ではソフトバンクモバイル1社のみがアイフォーンを独占販売してきたが、米アップル社のiPhone販売戦略の転換により、iPhone 4Sから、日本国内ではKDDI(au)もアイフォーンの販売が許可された。これにより、本体価格や料金プラン、各種サービスなど、2社の販売戦略に注目が集まっている。

 両社の発表によると、iPhone 4Sの本体価格は、16GBモデルの場合、両社とも実質負担0円とした。しかし、ソフトバンクモバイルの場合、32GBモデルは、実質負担480円/月だが合計で1万1,520円、64GBモデルは、実質負担880円/月だが合計で2万1,120円となり、KDDIの32GBモデルで実質1万320円、64GBモデルで実質2万640円を若干上回る値段となる。本体価格ではKDDIが勝る結果となった。

 一方、料金プランでは、基本使用料は、ソフトバンクが月額980円のホワイトプラン、KDDIが「ともコミ」でおなじみの、月額基本使用料が「誰でも割」適用時980円で、au携帯電話同士の国内通話が無料になる「プランZシンプル」を推奨し、互角の戦いとなったが、データ通信料金で違いが出た。

 ソフトバンクモバイルは、パケット定額サービスの「パケットし放題フラット(月額4,410円)」を提供するが、KDDIは、データ通信の月額定額サービス「IS フラット(月額5,460円)」の提供となり、約1,000円ほどの差がある。料金プランではソフトバンクが勝る結果となった。

 なお、KDDIは、「IS フラット」の月額定額料が最大24ヶ月間4,980円となる「IS フラットiPhone スタートキャンペーン」を期間限定で実施するとしているが、それでもソフトバンクモバイルの「パケットし放題フラット(月額4,410円)」より高い料金設定となる。

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