関連記事
米消費者団体誌の自動車メーカー番付 日本車が6部門でトップ
低予算車部門で1位となったホンダの小型車「フィット」[写真拡大]
28日発行の米消費者団体の専門誌コンシューマー・リポート4月号で、2011年の自動車メーカー番付が発表された。各紙の報道によると、上位は1.ホンダ、2.富士重工業(スバル)、3.トヨタ自動車、4.ボルボ(スウェーデン)、5.フォード(米)の順。ホンダ、富士重工業、トヨタは3年連続でトップ3を維持した。
一方、09年の経営破たんからの再建を図る米ゼネラル・モーターズ(GM)と米クライスラーはトップ10入りを逃した。また日本勢は、2011年モデルの部門別ランキングでも10部門中6部門でトップ評価を受け、米国市場での根強い存在感を示した。
ランキングは、安全性、燃費、快適さ、乗り心地などを確かめる50以上の路上走行試験や、年間調査に基づいた信頼性など、同誌が独自に調査した結果に基づいている。
ホンダは、上位にランクインしたメーカーの中で最も高い評価を受けた。特に、アキュラ部門は、信頼性の面で「卓越している」と絶賛された。また、小型車のフィット、中型セダンのアコード、SUV(スポーツ用多目的車)のアキュラMDXが、部門別でトップクラスの評価を受けた。
一方、トヨタ自動車は、高級車ブランドのレクサスが高い評価を受けたものの、小型車のヤリス(日本名ヴィッツ)など多車種では深い感心を得ることはできなかった。レクサスのLS460Lは、同誌の調査に基づく全体得点(100点満点)中99点を得て、車種別ランキングでベストカーに選ばれている。
また、今回のレポートでは、韓国の自動車メーカーが高い評価を受けたことも注目される。現代自動車の小型車「エラントラ」、起亜自動車の家庭向けSUV「ソレント」が、それぞれ部門別のベストカーに選ばれている。米国市場において、韓国車が、日本車メーカーの「お家芸」であった小型車部門で勢力を拡大しつつある現状を浮き彫りにした。その他の2011年モデルの部門別ベストカーは以下の通りである。
以上日本車6部門、韓国車2部門、米国車2部門、計10部門
スポンサードリンク