終活も、備えあれば憂いなし!
2022年2月21日 16:46
墓参りに行くと時おり、赤字で「名前」「戒名」が刻み込まれた墓石or墓誌を目にする。寿陵(じゅりょう)というのだそうだ。生きているうちに赤字で戒名などを刻み込んでおくと、「長寿を授かる縁起の良いもの」だという。
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インターネットを介して全国の葬儀社・僧侶を仲介するサイトを展開している:よりそうから、『長生きすればするほど得をする「事前割」新設。葬式の費用を少しでも安くしたい方へ無料申し込みで、葬式費用が割引』と題するリリースが1月31日に配信されてきた。
タイトルだけでは、内容が把握できなかった。<事前に申し込むだけで一定期間が過ぎるごとに割引額が大きくなる「よりそうお葬式・事前割」を1月31日正午より全国で提供開始>という頭ぶりを読んでも、未だ???だった。
広報担当者への問い合わせもし・・・こんな内容だと知り、合点がいった。ちなみに、
「事前割」に生前にあらかじめ申し込んでおくと、死去/葬式施行時の費用が安くなる。申し込みから葬儀までの期間が長くなればなるほど、割引率は高くなる。具体的には、こんな具合だ。ちなみに、よりそうの「よりそうお葬式」は通夜・告別式を行うか否かで二つに分かれ参列者は1名から10名程度が想定されている。
★1つは通夜・告別式を行う葬式。よりそうでは、『1日プラン』『2日プラン』『一般葬プラン』を用意し葬儀社をパートナーに希望に見合った案内を行っている。葬儀が1日の場合は「事前割」制度の申し込み後30日~60日が経過した時点で葬儀となると、通常の設定費用から7万8100円(税込み)が割引かれ29万5900円になる。180日目以降の葬儀となると8万300円が割引となり、29万3700円。2年目以降では8万8000引きの28万6000円となる。
★もう1つは通夜・葬式は行わず、火葬のみのお別れ(よりそう火葬式)。参列者は1名から10名程度が想定されている。『シンプルプラン:A』『面会プラン:B』『自宅安置プラン:C』。「A」は、面会時間は設けないがもっとも費用を抑えられる。申し込み後30日目を経過した場合、5万5000円割引の8万9100円。「B」は火葬までの間、安置室で預かり1時間程度の面会時間が設けられている。5万5000円割引の14万8500円。「C」は火葬までの間は自宅に安置し、最後の時間を家族と過ごす枠組み。5万5000円引きの14万8500円。
よりそうお葬式の顧客満足度は(2016年~17年、自社調査)、97%に達しているとか。
生前の「赤字刻名」にしても「事前割」にしても、終活の範疇。「備えあれば憂いなし」ということか・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)