イチロー氏はまだ、バリューコマースの株を保有しているのだろうか!?

2021年11月11日 11:08

 インターネットの黎明期:2000年頃は大変だった。私ごときの書き屋では「ワード打ちで入稿をするように!」と紙誌から、有無を言わせぬ口調で命じられた。従い私は今でも、両手5本の指をフルに使って巧みにワードを叩くことができない。人差し指・中指が主体の我流叩き。

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 それだけに、アフィリエイト広告を主体に急成長階段を駆け上がってきたバリューコマース(東証1部)など宇宙人企業の様な存在。1996年に、ニュージーランド人・ティモシー・ロナン・ウィリアムズ氏により日本で創業された。そして99年には「バリューコマースアフィリエイト」を自社開発、世の中に登場している。

 余談だが、バリューコマースは今Zホールディングスの連結子会社。2012年に孫正義氏率いるヤフーがTOBし49.7%の株を取得したのが入り口。今も昔も?孫氏の存在は是非論はあるが「中途半端ではない」と改めて痛感した。また創業期に元マリナーズの大リーガー:イチロー氏も株を取得しているという。

 バリューコマースの絶好調ぶりは、収益動向に顕著。前12月期の「13.5%増収、25.5%営業増益、8円増配41円配」に続き今期も、「10.0%の増収(321億円)、11.0%営業増益(69億円)、2円増配43円配」計画。そして中間期は「期初予想:売上高144億円に対し161億円強、同:営業利益28億円に対し37億円強」で通過している。中間期時点の様相をバリューコマースは、こう発信している。

 『アフィリエイト広告は就職や旅行といった外出を伴う業態の企業分は不調だった。金融機関の堅調でなんとか、前年度並み(0.7%減収、6.0%営業増益)を維持できた。オンラインモール(電子商店街)事業はストア向けサービスについてはEC需要の増加や、3月の大型キャンペーンが功を奏し増収増益(25.1%増収、33.2%営業増益)となった』。

 アフィリエイト広告に関しては、目下の累計広告主数は7400社超/累計サイト数は93万サイト以上。アフィリエイト広告は広告主が提示した製品・サービスが購入された時点で課金が生じる。海外では既にあったのだろうが、PC時代の入り口でよくもまあ専門企業の道を歩み始められたと思う。「先んずれば人を制す」といった言葉では到底言い及べない位の、重さを感じる。

 株価も「勢い」を正確に反映している。本稿作成中の時価は5000円出入り水準。IFIS目標平均株価:4710円も上回っている(算出したアナリストの4人に3人が強気も妥当水準としている)。過去10年間に株価は修正値ベースで約42倍のパフォーマンス。(記事:千葉明・記事一覧を見る

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