TV番組「ポツンと一軒家」に登場する4WD軽トラ 走行性能まで優秀な日本の誇り
2020年8月4日 07:41
狭いラフロードを疾走する4WD軽トラックの後を追って、番組スタッフが苦労する姿が印象的なテレビ番組「ポツンと一軒家」をご存知の読者も多いだろう。アメリカでは「トヨタ・ハイラックス」のようなピックアップトラックや4WDトラックが好評だが、日本では軽四輪トラックがFR、RR、4WD仕様すべてで好評だ。
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国土の狭い日本ならではの軽四輪トラックだ。しかし、その性能は、当然にトラックとして高性能だが、走行性能も侮れないようだ。
トラックを運転したことがある人なら、荷重が重い時とカラで荷重がひどく軽い時では、乗り心地も操縦性能も違ってくるトラックの特性を知っていることと思う。トラックは基本的に荷重がかかった時に合わせて造られているため、荷台の下の後輪サスペンションは固くなっている。だから、荷物がカラの時には、後輪が弾んで怖い時すらある。
しかし、逆に最大積載量を超えてしまった時など、「乗り心地最高!」と言いたくなるほど変化する。これは、乗用車でも当然に起きていることだ。例えば、後部座席に3人乗車したときなど変化が感じられるものだが、乗用車はさほど過酷に使われることはないので、荷重がある時とない時の差を問題視することすらない。
軽四輪トラックと言えども、積載オーバーになることもあろう。もちろんそれは過積載で道交法違反だが、造る立場としては、安全係数は3倍ぐらいに設定してシャーシの強度などを作っているはずだ。大型車で10倍ぐらいの積載重量オーバーのトラックを見たことがあるが、フレームがアーチを描いてしまっている状態でも直ちに壊れることもなく、日常的姿であるようだ。
こうした「働くクルマ」としての過酷な使用条件でも、事故を起こさず快適に働くのが軽四輪トラックなのだ。その走行性能は、カラ荷であれば後輪ドリフトがしやすく、シャーシが丈夫なため、レーシング走行もできるほど操縦性も優れている。
人気テレビ番組「ポツンと一軒家」に登場する軽四輪トラックが先導していく姿を見ていると、いつも追従する番組スタッフのクルマが追いつけない。それは狭い道ながら慣れた道であるということも大きいのだが、やはりクルマとして走行性能の高いことが見て取れる。日本の自動車製造技術の高さを垣間見ることが出来て誇らしい。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)