自動車各社の再始動 (2) 日本経済を追い詰めない方法はなにか?
2020年7月7日 18:19
COVID-19に対して、現在は「検査が増えた分感染者の数字が増えたものの、重症者は少ない」状況だが、無症状の感染者が感染を拡大するリスクは引き続き残る。以前の感染拡大期に比べれば、現在は検査が拡大されており、陽性者を積極的に隔離していく方向に進んでいる。それでも市中では2次感染3次感染も水面下で進んでおり、クラスター対策に加えたさらなる検査態勢の拡充が行われている。
【前回は】自動車各社の再始動 (1) 3月、4月、5月は低迷だが6月は回復、不安は7月以降?
大変厄介なウイルスであり、感染を防ぐにはとにかく「接触をしない」ことが必要となる。だが経済を崩壊しない程度に回していくとなると、「手洗い・マスク・3密を避ける」など個人の努力に頼ることになる。それでも、現場でまじめに働く人間ほど、警戒を現実の動作に展開しながら感染拡大を防ぐことは難しいと感じるはずだ。
最も実感がある現場は、「医療現場」だ。自分自身の感染、そして院内感染を防ぐ動作がどれほど辛いものかは、医療関係者の声に耳を傾ければすぐに分かる。
この夏は「ボーナスが出ない、減った」などが話題になる程度であろうが、今後「警戒が続く」状況が長引けば、倒産や失業などが増えて社会が混乱してくる。「夜の街関連」の産業はすでに瀬戸際だが、長年の企業経営の経験から、いま、経済の先行きについては瀬戸際にきていると感じる。
検査体制の整備を更にスピード感を増して行っていくことが、現在の物理的条件では、日本経済を追い詰めない方法と言えるだろう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)