あおり運転の真相は「差別意識」? 軽などコンパクトカーで女性が被害に遭う?

2019年9月17日 07:34

 「あおり運転」が社会問題となっているが、世界中にあるようだ。しかしその中でも、やはり日本が多いとの印象を持つこともある。

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 岡山トヨペットが「交通事故ゼロ・プロジェクト」の一環として公表したところによると、「危険運転と怒りに関するアンケート調査」(出典:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会)の結果では、8割ほどの人が「危険運転」を経験しており、その被害者の多くが「軽四輪自動車又はコンパクトカーに乗る女性ドライバー」であるという。

 社会の「弱者いじめ」を感じてしまう結果だ。「交通違反をする割合」が多いのは高級車に乗っているドライバーと言われるように、差別意識が根底にあるのを感じる。

 また、「遅い車が前にいる」場合に「カッカする」人が7割程度いるようで、さらに「軽四輪自動車、コンパクトカー、女性運転士」は「遅い」との条件に当てはまり、被害に遭う条件がそろっている。しかし、運転に自信が持てないほどスピードを上げるのは、危険であるのは知れたことだ。では、どうすればよいのであろうか?

 まず結論として、「スピードを上げる」ことは解決方法ではない。曲がる時など「素早い運転」が出来れば、後続車に不満を抱かせる割合は減るのだが、これも「女性や高齢者、免許取り立て初心者」には難しく、慌てるとかえって事故に繋がる危険がある。

 しかし、制限速度を守りながら運転している時、「あおり運転」に出会うことがある。悪質と言えるほどではないが、無用に車間距離を詰めてくる人は多くいる。そんな時、「歯切れのよい運転」を見せるとスピードを上げなくとも、収まる時がある。

 「運転が下手なのではない。ルールを守っているのだ!」と無言で主張するのだ。その方法としては、赤信号で止まる時、適切にスローダウンし、ダラダラとかなり前から止まりそうな速度にしたりしないこと。青信号にかわったら、間を開けずに発信すること、など「モタモタ」しないことを心がけると、あおり運転が収まる時がある。

 それでも収まらない時は、「ポンピングブレーキ」を使う。赤信号になって停止する時、3回ぐらいにブレーキングを分けて行うのだ。急ブレーキでもなく、緩慢な減速でもなく、通常の減速で3回に分けるのだ。すると、後方車両はブレーキランプの点灯により「追突」の危険を感じるので、車間をとらざるを得ないこととなる。

 通常はこの程度で収まるのだが、これ以上は「110番通報」を覚悟することだ。ポンピングブレーキは過度に行うと逆効果となるので、あくまでも通常のペースで減速すること。

 そして、こうした対策の基礎になるのは、後続車の様子を見るために「バックミラーを頻繁に見る習慣」だ。そうすれば、「追い越し車線を走り続ける」ようなマナー違反もしないはずだ。タクシー運転手などプロドライバーのミラーを見る回数は、初心者の3倍とも言われている。練習を心がけてみよう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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