ジャガー・新生XEに「R-DYNAMIC」シリーズを新設 3LV6スーパーチャージャー付廃止

2019年8月24日 09:01

 ジャガー・I-PACEが好評を博し、それも、EVであることよってそのデザインが好評であることに驚いている。ジャガー伝統のエンジン車でミドルサイズ(Dセグメント)となる、ジャガー・XEがリファインを受けた。2020年モデルである。

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 目立っているのは、運転支援装置の充実だ。レーンキープアシスト、ドライバーコンディションモニター、交通標識認識機能、アダプティブスピードリミッターなどの運転支援システムを、全グレードでオプションから標準装備とした。さらに、新機能も追加されている。これは最近の傾向で、こうした装置を車種のグレードに関係なく搭載してくるところは大変良いことだ。軽四輪でさえも大変充実してきた。

 ジャガー・XEのパワーユニットは、2リッター直4ガソリンターボエンジン250psをベーシックとして、2リッター直4ディーゼルターボエンジン180psを設定。それに、ガソリンエンジンとして、2つ目の仕様の2リッター直4ガソリンターボエンジン300psの全3種類をバリエーションとした。

 新型発表と同時に消えゆくのは、V6スーパーチャージャー付3Lエンジンだ。最高出力380psを発揮するこのエンジンは、XJ-R以来の伝統を感じさせるスポーツエンジンだった。それは、スーパーチャージャー付に特徴を見ることが出来る。

 すなわち、ターボチャージャーのタイムラグを嫌ってスーパーチャージャーとしたことがこだわりだったのだ。現在の技術では、ターボラグはほとんど解消されており、ダウンサイジングターボで燃費向上を図っているのであろうか。

 長らくXJシリーズで成り立ってきたジャガーだったが、現在ではSUVボディのジャガー・I-PACEが好評を博している。しかし、10年ほどXJに乗っていた筆者としては、「腰が低い」すなわち全高が低いジャガーのセダンを気に入っていた。

 洗車の時、ルーフの頂点まで手が届くほどの車高の低さを感じて一人微笑んでいたものだ。乗り込む時は現代のSUVとはまるで反対で、低い位置に腰を落とすこととなる。しかし、乗り込んでしまうと走りの予感がしてくるのが良かった。ただし実際に走ると、まっすぐ走ってくれないが・・・。

 最近のジャガーでは、「伝統家具のようなインテリア」が影をひそめてしまったのが残念。上質なインテリアであるのだが、ウッドの使用が足りない。この辺りは現代の趣向で決まるので何とも言えない。個人的趣味の問題だ。替わりに本革仕様が多くなっており、ウッドの使用は減っている。材料の供給と職人の関係なのかもしれない。それでもなおかつ、ジャガーにはウッドインテイリアを望んでしまう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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