メジャーなショーになってきた【オートモビル カウンシル】 思い出のトヨタ・ソアラ限定車
2019年4月8日 18:38
『オートモビルカウンシル(AUTOMOBILE COUNCIL)2019』が4月5日~7日、千葉・幕張メッセで開催された。トヨタは「Neo Classic 80's」がテーマのブースで、初代MA70型(1988年)スープラと共に、新型トヨタ・スープラRZ(A90型)を展示した。
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これは、当然であろうということになる。豊田章男社長が推進するスポーツカーの目玉になっているのだから、展示しないほうがおかしい。注目は、そのついでであろうが、『トヨタ・ソアラ3.0GTエアロキャビン(MZ20型/1989年)』なのだ。当時、限定500台で発売されていたと思う。そのころの日本車としては珍しい「電動格納式ハードトップ」を装備したものだった。
初代ソアラを所有していた関係で、当時のトヨタの営業マンにショールームに呼ばれて勧められた思い出がある。電動格納式メタルトップが物珍しくて立派なカタログを貰ったのだが、今はどこへやったのやら見つからない。購入しなかったが、カタログだけでも価値が出る車だった。
ベースとなった2代目ソアラは、トヨタの【電子制御の始まり】のような車で、前輪のショックアブソーバーに路面の段差などのショックが入ると、後輪のショックアブソーバーを瞬時に柔らかくすると聞いて驚いたのだ。そのころはBMWやベンツに心酔していたが、電子装置では日本車が断然リードしていた。「トヨタは電子装置で勝負します」と言って自信を示した営業マンの言葉が、そのうちいやと言うほど分かることとなった。
限定発売の「トヨタ・ソアラ3.0GTエアロキャビン」は、ハードルーフ格納のためトランクが狭くなり実用には向かないと分かっていたが、やはり買っておくべきだったと後悔している1台だ。これは仕方がないのだが、「日産・フェアレディー240Z」の最終在庫を勧められたときも、やはり日常使用には不向きなクルマで、若造で現役の「働きバチ」としては、子どもも出来たので見送らざるを得なかった。240Zもカタログは持っていたのだが、どこに行ったのやら…。もし見つけたらエアロキャビンと共に売るかどうか考えることにする。自動車マニアの世界だ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)