ビジョナル 1Qは2ケタ増収増益、HR Techセグメントの売上高・利益が順調に推移

2024年12月16日 13:15

印刷

記事提供元:フィスコ

*13:15JST ビジョナル---1Qは2ケタ増収増益、HR Techセグメントの売上高・利益が順調に推移
ビジョナル <4194>は12日、2025年7月期第1四半期(24年8月-10月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.4%増の186.97億円、営業利益が同10.1%増の54.53億円、経常利益が同8.2%増の56.13億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同16.1%増の40.49億円となった。

HR Techセグメントの売上高は前年同期比18.0%増の181.00億円、セグメント利益は同15.2%増の61.96億円となった。BizReach事業においては、引き続きプロフェッショナル人材領域の人材需要の強さや、積極的な広告宣伝活動の結果として、当第1四半期末時点で、累計導入企業数は33,200社以上(前年度末31,700社以上)、利用ヘッドハンター数は8,000人以上(同7,800人以上)、スカウト可能会員数は270万人以上(同258万人以上)となった。すべての指標について、前年度末比で成長し、BizReach事業の売上高は同16.0%増の163.51億円、管理部門経費配賦前の営業利益は同12.7%増の69.41億円となった。HRMOS事業においては、プロダクト投資を継続しつつ、利用顧客の拡大のための営業活動等を行っている。HRMOS事業の売上高は同38.9%増の11.55億円、管理部門経費配賦前の営業損失は0.73億円(前年同期は2.77億円の損失)となった。

Incubationセグメントの売上高は同18.1%減の5.64億円、セグメント損失は3.55億円(同1.84億円の損失)となった。同セグメントは「トラボックス」、「M&Aサクシード」、「yamory(ヤモリ―)」、「Assured(アシュアード)」等で構成されているが、23年12月1日付で連結子会社であった株式会社ビズヒントの全株式を譲渡したことに伴い、「BizHint」事業を連結の範囲から除外した影響により、同セグメントの売上高は前年同期比で減少した。各事業については、HR Techセグメントより生み出される利益の範囲内で人材投資、新規プロダクト開発、広告宣伝活動等を行っており、順調に成長している。

2025年7月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比15.5%増の764.00億円、営業利益は同7.4%増の191.50億円、経常利益は同6.1%増の196.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.7%増の134.70億円とする期初計画を据え置いている。《ST》

関連記事