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イトーキ、薬剤ピッキング業務の過誤防止と薬剤師の人手不足解消に貢献する調剤薬局向け薬剤ピッキングシステムにLED表示キャビネットタイプを追加ラインアップ
■従来型の薬剤棚と同等のサイズ感を維持しつつ、LED表示で直感的な分かりやすさを追求
イトーキ<7972>(東証プライム)は12月16日、メディカルフィールズ(本社:兵庫県神戸市)と共同開発した薬剤を自動入出庫できる装置と監査支援システムを一体化した薬剤自動ピッキングシステム「DAP(Drug Automatic Picking system) with MediMonitor」を2025年4月に発売すると発表。今回、LEDキャビネットタイプ「トレイ位置表示LED棚」を新たに追加し同時発売することが決まった。
■製品開発の背景
・薬剤ピッキング業務の過誤防止と、地方の薬剤師不足解消へ
厚生労働省が2019年に発出した「0402通知」により、一定条件下で薬剤師以外でも処方箋医薬品の準備や一包化した薬剤の数量確認が可能になった。一方で、約1万3千品目(2024年10月時点)の医薬品からのピッキング作業には過誤のリスクがある。
また、薬剤師は全国で25万人以上いるが、沖縄県(149.4人)と徳島県(244.0人)では人口10万人当たりで1.6倍以上の差が生じており、地域によって薬剤師不足が深刻化している(2022年12月31日時点)。
今回開発した「トレイ位置表示LED棚」は、調剤薬局向け薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」と同様に、スムーズな薬剤の入出庫と高度な監査支援システムで、薬剤ピッキング業務の過誤防止と、薬剤師の人手不足解消に貢献する。
■製品の主な特徴
・既存の調剤台の横に並べても邪魔にならないスリムな構成
顧客に合わせて調剤台をレイアウトすることができるため、監査場所を選ばず、限られたスペースでも導入できる。またLED表示は遠くからも視認することが出来るほか、複数の人が同時にピッキングすることも可能である(最大5人まで)。
・高度な調剤監査支援システムを搭載し、直感的な操作性を実現することで正確かつスムーズに薬剤のピッキング業務を支援
現場経験が豊富な薬剤師監修のもと制作されたメディカルフィールズ株式会社の監査支援システムを搭載。最新の技術を積極的に活用しつつ、幅広いユーザーに馴染みやすいレガシー技術もあわせもつシステムで構成されている。タブレットを活用した直感的な操作性を実現し、経験の浅い方や機械が苦手なユーザーにも安心して使用できることで正確かつスムーズに薬剤のピッキング業務を支援する。
・薬剤棚の連増や接続、薬剤自動ピッキングシステム「DAP」との併用も可能
導入後も簡単に薬剤棚の連増、接続が可能である(最大5連結)。また、薬剤自動ピッキングシステム「DAP(Drug Automatic Picking system) with MediMonitor」と併せて導入し、同一監査支援システムによる運用が可能である。
■製品の使用方法
レセプトコンピューター(※)にデータを入力するだけで、該当の薬剤トレイのLEDが点灯し、スムーズに薬剤を見つけて取り出すことが出来る。さらに、そのままバーコードリーダーで照合し、重量監査もすることで、薬剤の正誤確認をすることが可能である。
※レセプトコンピューター(レセコン):診療報酬明細書(レセプト)を自動作成するシステムやソフトウェア
【製品の主な仕様】
・製品名=トレイ位置表示LED棚 ・本体サイズ=W1000~5000×D350×H1970(LED表示灯H100を含む) ・搭載可能なトレイ数=112個(基本ユニット:W1000) ・トレイサイズ=W125×D250×H75(外寸) ・価格=オープン価格 (情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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