ケンコーマヨネーズの第2四半期は営業利益4倍など大幅に拡大、収益基盤強化策に加えタマゴ加工品が正常化

2024年11月11日 18:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)

■小容量サイズの総菜類や量販店・外食向けのマヨネーズなど好調

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)が11月11日の夕方に発表した第2四半期決算(中間期:2024年4~9月、連結)は、営業利益が前年同期の4.1倍の31億94百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同4.1倍の22億46百万円となり、市場予想を上回る大幅な増益となった。売上高は同6.1%増の464億55百万円だった。

 この上期は、新たな中長期経営計画『KENKO Vision 2035』をスタートし、既存事業の収益基盤強化、ブランド構築の実行、スマート化:DXを通じた企業改革と生産性の向上、などを進める中で、前期に鳥インフルエンザにより休売もしくは販売制限していたタマゴ加工品の売上高の回復が進んだことや、昨年7月に実施したロングライフサラダ類、和惣菜等の価格改定の効果もあり売上高が増。利益面では、価格改定効果やタマゴ加工品の数量回復による生産効率の改善などが寄与した。

 調味料・加工食品事業のサラダ・総菜類は、ポテトサラダ等の減少があったが、小容量サイズ商品は伸長した。マヨネーズ・ドレッシング類には、量販店向けと外食向けのマヨネーズが増加した。総菜関連事業等では、価格改定の効果や高単価品の開発・販売、既存取引先への商品カテゴリー拡大等を進めたことにより増加した。

 今3月期・通期の連結業績予想は8月に開示した予想を全体に継続し、売上高は920億円(前期比3.7%増)、営業利益は45億円(同52.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は31億85百万円(同16.4%増)、1株利益は197円82銭とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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