関連記事
星が丘ボウル跡地、東山遊園と椙山女学園が街区再開発 商業・大学施設整備へ
2023年末で営業を終了した名古屋市のボウリング場「星が丘ボウル」跡地(千種区星が丘元町)で、東山遊園が街区の再開発に乗り出すことになった。整備は2期に分けて進める計画で、第1期は東山遊園が隣接する商業施設「星が丘テラス」の増床も含めた商業開発するとともに、椙山女学園大学を運営する学校法人・椙山女学園が大学施設を建設する。開業は2028年春の予定。
【こちらも】名鉄・布袋駅高架下、旧駅舎模した木造商業施設が10月開業へ 第1期は7店登場
計画地は名古屋市東部の幹線道路・東山通に近い約1万8,500平方メートル。近くに星が丘テラスのほか、東山動植物園、椙山女学園大学、百貨店の名古屋三越星が丘店などがある。第1期工事では約1万1,000平方メートルを対象とし、緑が多い星が丘地区の環境を生かして街区の中央に芝生広場を設ける。
整備する施設の延べ床面積は約1万7,000平方メートル。星が丘テラスの増床部分は街歩きができるアウトモール型で整備し、自然体験ができる店舗や知的好奇心を刺激する店舗を集める方針。星が丘テラス最大の大型区画として街のにぎわい創出に貢献できる施設を目指す。
大学施設は2024年に新設された情報社会学部を中心にした学舎と、地域社会とつながる「(仮称)星が丘コミュニティスペース」で構成する。このスペースでは女性を応援するライフスタイルカレッジを置くほか、子育て支援拠点などを設ける。大学部分から街区南東側の住宅街に向けて歩行者用デッキも設置する。
星が丘ボウルは100レーンを備えた国内最大級の規模で1970年にオープンした。当初は名古屋市を代表するボウリング場として国体などさまざまな大会で会場として使用されたが、施設が老朽化したうえ、樹脂で覆った木製レーンを補修できる業者がいなくなったことなどから営業を終えた。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
スポンサードリンク
関連キーワード