【株式市場】前場の日経平均は39円高、中盤に371円高まで上げたが自民党総裁選を控え様子見に

2024年9月27日 12:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8964円65銭(39円02銭高)、TOPIXは2701.20ポイント(19.92ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億3451万株

 9月27日(金)前場の東京株式市場は、NY株式市場での半導体株高や円安を受け、東京エレク<8035>(東証プライム)やディスコ<6146>(東証プライム)などが続伸し、中国の景気対策などが材料視されて資生堂<4911>(東証プライム)や安川電機<6506>(東証プライム)などの中国景気敏感株も続伸した。トヨタ<7203>(東証プライム)などは小幅安だが、9月中間配当の「配当落ち日」に当たり、該当銘柄は計算上、予想配当額の分だけ下げて始まるため実質的には前日比変わらずのレベルの銘柄が多い様子。日経平均は配当落ち分が約260円とされたが182円高で始まり、取引開始から配当落ち分を埋めてスタート。午前10時半には371円96銭高(3万9297円59銭)まで上げた。前引けにかけては自民党総裁選の投票開始を控えて様子見とされ上げ一服となった。TOPIXは小安くなった。

 東邦亜鉛<5707>(東証プライム)が一段高となり関連会社株式の古河機金<5715>(東証プライム)への譲渡を巡る思惑やリチウムイオン電池リサイクル新事業など材料視。日本マイクロ<6871>(東証プライム)は半導体株相場の再燃に乗り業績上振れ期待が再燃とされ一段高。イクヨ<7273>(東証スタンダード)はドイツ企業の中国子会社の株式取得などで2日連続ストップ高。AIメカテック<6227>(東証スタンダード)は自社株買いなど好感され大幅反発。Liberaware<218A>(東証グロース)は岡野バルブとの提携で盛り上がった相場に東京都からの新事業開拓者認定や千葉市との連携など加わり再び急伸一時ストップ高。上場2日目のINGS(イングス)<245A>(東証グロース)はラーメン店などの運営やプロデュースなど行い一段と上げストップ高。

 新規上場となったAiロボティクス<247A>(東証グロース)は2514円(公開価格1760円の43%高)で初値をつけた。その後2580円まで上げて前引けは2539円。

 東証プライム市場の出来高概算は9億3451万株、売買代金は2兆3421億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は474銘柄、値下がり銘柄数は1099銘柄。

 東証33業種別指数は8業種が値上がりし、機械、精密機器、化学、繊維製品、ゴム製品、電力ガス、非鉄金属、食料品、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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