「アルマーニ」ミラノの殿堂的ストアがリニューアルオープン

2024年9月23日 16:20

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記事提供元:アパレルウェブ

 ジョルジオアルマーニ社は、「エンポリオ アルマーニ」旗艦店、「アルマーニ リブリ」(本)、「アルマーニ ドルチ」(菓子)、「アルマーニ フィオリ」(花)、そして「リストランテ&カフェ」、「ノブ ミラノ」、「アルマーニ ホテル」、「アルマーニ プリヴェ クラブ」も構えるメガストアを、2024年9月18日にリニューアルオープンした。

 このメガストアは洋服やアクセサリーから、食、本、花に至るアルマーニグループの世界観を物語るストアとして2000年にオープン。ちなみにこのビルは上から見るとアルマーニの「A」字型をしている。

 今回のリニューアルに際し、「エンポリオ アルマーニ」、「リストランテ&カフェ」とショップの間の通路が変わり、「アルマーニ / ドルチ」が配置された。クローチェ・ロッサ通りのエントランスでは、アルマーニのビューティとフレグランスに特化したスペースが。一方、「エンポリオ アルマーニ」ウィメンズウェア、「アルマーニ / リブリ」、「アルマーニ / フィオーリ」は以前と同じ場所に存在する。
 
 2階にはジュニア コレクション、マンゾーニ通り沿いに、色と幾何学的な要素が特徴的な「エンポリオ アルマーニ」メンズウェア、ジャルディーニ通り沿いは、「EA7エンポリオ アルマーニ」コレクションのコーナーとなる。柔らかでニュートラルな色調の「エンポリオ アルマーニ」の店舗は、エリアごとに多様化されたモジュール式家具を用いた。目に見えない天井の形状は、さまざまな吊り下げ物の配置を可能にするだけでなく、パレットのようにさまざまなテーマで壁をカスタマイズすることもできる。天井のLEDスクリーンは動くデジタルフレスコ画のようなスペースを。また、ショップの窓を全開にすることで、自然光が降り注ぎ、包括的な雰囲気とデザインの軽快さが強調される。


 そんな同ストアは、新しいものを統合し、元の建造物を尊重することを守るというアルマーニ グループのサステナビリティの原則の元、現代のムードと要求を反映する空間へと一新。これを踏まえて、アルマーニ グループは最高レベルのLEED®*認証を取得するプロセスに着手した。

 また床にエコ樹脂、壁にはセメントパネルといった厳選された素材を使用。透明なガラス製のテーブル、さまざまなエリアに配置された鏡面やLEDのビデオなどすべてが可動性と無重力を示唆している。

 「ミラノと私の取り組みは、常に進化を続けています。今から20年以上前、私がミラノのマンゾーニ通りにエンポリオ アルマーニをオープンした当時は「アルマーニ / マンゾーニ31」と呼ばれ、ミラノの地元の人々や観光客が集まる重要な場所になりました。リニューアルでは新しい技術を取り入れ、窓を開け放つことで、内と外との対話を強調しています」とジョルジオ・アルマーニは言う。

 

文:田中美貴

※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

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