日経平均VIは大幅に上昇、午後は株価下落で警戒感高まる

2024年8月19日 14:08

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記事提供元:フィスコ

*14:08JST 日経平均VIは大幅に上昇、午後は株価下落で警戒感高まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+2.66(上昇率10.02%)の29.20と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は30.78、安値は26.56。

今週は23日の衆参両院の閉会中審査での植田日銀総裁の発言、同じく23日の「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演など、重要イベントが控えており、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。加えて、午後は日経225先物が下げ幅を広げる展開となり、警戒感が高まり、日経VIは上昇幅を拡大している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《SK》

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