東証グロース市場250指数先物見通し:安値更新後も波乱含みか

2024年8月5日 07:43

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記事提供元:フィスコ

*07:43JST 東証グロース市場250指数先物見通し:安値更新後も波乱含みか
本日の東証グロース市場250指数先物は、安値更新後も波乱含みの展開を予想する。前週末2日の米国市場のダウ平均は610.71ドル安の39,737.26ドル、ナスダックは417.98pt安の16,776.16pt。7月雇用統計が予想を下回り、景気減速懸念に寄り付き後、下落。景気後退懸念も浮上し売りに拍車がかかり、終日軟調に推移した。一部ハイテク企業の決算も振るわず相場は終盤にかけ下げ幅を拡大した。急落した米株市場と同様、本日の東証グロース市場250指数先物は、安値更新後も波乱含みの展開を予想する。ショック安状態の中、需給悪化による資金流出懸念もあり、目先の見通しは厳しくなっている。決算発表シーズンながら、VIX指数(恐怖指数)への関心が高まり、新興市場への警戒感も強まっている。一方で、RSIやストキャスティクスといったオシレーター系指標は「売られ過ぎ」を示唆しており、落ち着きどころが見えれば、打診買いを呼び込む可能性もある。下げ止まりの兆候をみせるようなら、セリングクライマックスを待つ待機資金も動くだろう。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比18pt安の548ptで終えている。上値のメドは555pt、下値のメドは535ptとする。《TY》

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