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日経平均は87円安でスタート、OLCや三井物などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;39543.61;-87.45TOPIX;2827.05;+2.77
[寄り付き概況]
2日の日経平均は87.45円安の39543.61円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日1日の米国株式市場は反発。ダウ平均は50.66ドル高の39169.52、ナスダック指数は146.70ポイント高の17879.30で取引を終了した。欧州株式市場でフランスの選挙結果を好感した買いが入り、その流れを受けて寄り付きは上昇。6月ISM製造業景気指数が市場予想に反し小幅に低下、3カ月連続での活動縮小となったことで、成長減速懸念から下落に転じた。長期金利の上昇も相場の重しとなり、ダウ平均は前営業日終値近辺で推移。ナスダック指数は根強い人工知能(AI)期待に買われたマイクロソフトなどが支えた。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことから、株価の相対的な割高感が意識された。また、外為市場で1ドル=161円50銭台と、昨日15時頃からさらに60銭ほど円安・ドル高に振れたことから、為替介入への警戒感が強まり、買い手控え要因となった。さらに、昨日の日経平均が朝高の後に伸び悩み、節目として意識される40000円を上回れなかったことから、短期的な相場の腰は強くないとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、欧州政治不安が意識される中、フランス国民議会(下院)選挙の初回投票を受けた昨日の仏CAC40が1%を超す上げとなり、また、英FTSETM100、独DAXも上昇したことも東京市場の安心感となった。さらに、介入警戒感はあるものの、一段の円安・ドル高が輸出企業の収益押し上げ要因となるとの見方が、輸出関連株の株価を支える要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は、PRISMBio<206A>が東証グロースに上場した。
セクター別では、パルプ・紙、海運業、化学、卸売業、倉庫運輸関連などが値下がり率上位、保険業、鉱業、銀行業、精密機器、石油石炭製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、OLC<4661>、三井物<8031>、伊藤忠<8001>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソシオネクスト<6526>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、積水ハウス<1928>、信越化<4063>、リクルートHD<6098>、日本製鉄<5401>などが下落。他方、第一三共<4568>、SUBARU<7270>、三菱重<7011>、第一生命HD<8750>、川崎船<9107>、三菱UFJ<8306>、MS&AD<8725>、三越伊勢丹<3099>、IHI<7013>、HOYA<7741>、ゆうちょ銀行<7182>、みずほ<8411>などが上昇している。《CS》
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