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日経平均は251円高でスタート、三菱重やMS&ADなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;39593.01;+251.47TOPIX;2809.21;+15.51
[寄り付き概況]
28日の日経平均は251.47円高の39593.01円と反発して取引を開始した。前日27日の米国株式市場は小幅続伸。ダウ平均は36.26ドル高の39164.06、ナスダック指数は53.53ポイント高の17858.68で取引を終了した。寄り付きは下落。マイクロンやウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなど、冴えない企業決算が投資家心理を冷やした。FRBが重視する5月PCE価格指数の発表を控え様子見姿勢が続いているが、マイクロンの見通しが物足りなかったことで人工知能(AI)ブームの持続力に懐疑的な見方が生じ、エヌビディアなど半導体銘柄が売られた。一方、前日に時価総額が2兆ドルに達したアマゾン・ドット・コムやアップルなど大手ハイテク株には買いが続き、相場を支えた。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が小幅ながら上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の海外市場で米長期金利が低下したことが安心感となった。さらに、昨日の日経平均が300円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数は上昇したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続落したことが東京市場で半導体関連株の重しとなった。また、米国で今晩、米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するとされるPCE価格指数が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された6月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.1%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.0%上昇だった。同じく取引開始前に発表された5月の完全失業率(季節調整値)は2.6%、5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.24倍、5月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比2.8%上昇だった。今日は、ロゴスホールディングス<205A>が東証グロース上場にした。
セクター別では、保険業、証券商品先物、鉱業、銀行業、その他金融業などが値上がり率上位、電気・ガス業、空運業、その他製品が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、三菱重<7011>、MS&AD<8725>、川崎重<7012>、IHI<7013>、ソニーG<6758>、三井住友<8316>、ソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>、日本郵政<6178>、オリックス<8591>、ソシオネクスト<6526>、東京海上<8766>、コマツ<6301>などが上昇。他方、アシックス<7936>、資生堂<4911>、北海電力<9509>、日立<6501>、ニデック<6594>、NEC<6701>、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>などが下落している。《CS》
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