日経平均は160円安でスタート、東電力HDや三井物などが下落

2024年6月20日 09:39

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;38410.32;-160.44TOPIX;2718.70;-9.94


[寄り付き概況]

 20日の日経平均は160.44円安の38410.32円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日19日の米株式市場は奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で休場。欧州主要株式指数は、独DAXが0.35%安、仏CAC40が0.77%安、英FTSETM100が0.17%高。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場が休場だったほか、欧州主要株価指数が高安まちまちで手掛かり材料に乏しい中、日経平均は昨日段階で38700円台前半に位置する25日線が上値抵抗線として作用するとの見方から、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの指摘があった。また、昨日の日経平均は上昇したものの、朝高の後は伸び悩み一時下げに転じるなど上値が重く、相場の腰の弱さを指摘する向きもあった。一方、外為市場で1ドル=157円90銭台と引き続き円安・ドル高水準で推移していることが東京市場の安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は6月9-15日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は800億円だった。今日はWOLVES HAND<194A>、PostPrime<198A>が東証グロース上場に、タウンズ<197A>が東証スタンダードに上場した。

 セクター別では、電気・ガス業、証券商品先物、不動産業、その他製品、卸売業などが値下がり率上位、空運業、サービス業、倉庫運輸関連、医薬品、金属製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、東電力HD<9501>、ニデック<6594>、三井物<8031>、三越伊勢丹<3099>、三菱重<7011>、三菱電<6503>、任天堂<7974>、郵船<9101>、資生堂<4911>、ファーストリテ<9983>などが下落。他方、7&iHD<3382>、リクルートHD<6098>、第一三共<4568>、デンソー<6902>、村田製<6981>、ソニーG<6758>、ダイキン<6367>、アドバンテスト<6857>、TDK<6762>などが上昇している。《CS》

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