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ホンダ、F1パワーユニットの運用拠点を英国に設立
ホンダ・レーシング(HRC)は27日、新会社「Honda Racing Corporation UK Ltd.(以下、HRC UK)」を、英国で設立したと発表した。2026年からのフォーミュラ1世界選手権(以下、F1)への復帰を予定しており、その準備を着々と進めている。
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ホンダは、1964年のF1への初参戦以来、撤退と復帰を繰り返しながら実績を積み上げてきた。近年はHRCの技術支援先であるオラクル・レッドブル・レーシングが活躍。所属ドライバーのマックス・フェルスタッペンは2021年から23年にかけて、ドライバー部門の年間王者を3連覇している。
HRC UKは、HRCがF1用パワーユニットの開発や運用を行うための英国拠点となる。HRCは、2026年からアストンマーティン・アラムコ・F1チームへのパワーユニット供給を予定している。英国に新しい拠点を設けることで、パワーユニットの管理の円滑化を図る狙いだ。
HRCは2026年のF1への新レギュレーション適用に向け、運用体制を刷新する。これまでは栃木県さくら市のHRC Sakuraで、F1用パワーユニットの開発を行ってきた。2024年シーズンのホンダは、オラクル・レッドブル・レーシングと、ビザ・キャッシュアップ・RB・F1チームへの技術支援をしている。以上の提携は、2025年まで続く予定だ。
2026年からは、アストンマーティンのF1チームへの供給を行う。供給体制の適正化のため、英国拠点の設立を決めたようだ。
実際にF1は、多くのレースがヨーロッパで行われる。加えてアストンマーティンのF1チームは英国籍だ。英国拠点であれば、新たな供給先との往来がしやすいため、運用効率の向上を見込めるだろう。
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