関連記事
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は5日続伸、通貨ルーブル高の進行がロシア株の支援材料
*10:02JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は5日続伸、通貨ルーブル高の進行がロシア株の支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 128098.11 -0.19%
5日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比242.43ポイント安(-0.19%)の128098.11で引けた。日中の取引レンジは127823.31-128989.02となった。
小幅安で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。欧米株の下落が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が高まった。また、通貨レアル安の進行も指数の足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。成長予想の上方修正がサポート材料となった。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象に実施した最新調査では、2024年の成長予想は前回の1.75%から1.77%に上方修正された。2024年末時点のインフレ予想は前回の3.8%から3.76%に引き下げられた。
【ロシア】MOEX指数 3300.89 +0.13%
5日のロシア株式市場は5日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比4.14ポイント高(+0.13%)の3300.89ポイントで引けた。日中の取引レンジは3283.59-3312.41となった。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。通貨ルーブル高の進行がロシア株の支援材料となった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。また、欧米市場がさえない展開を示したことも指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 73677.13 -0.26%
5日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反落。前日比195.16ポイント安(-0.26%)の73677.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同49.30ポイント安(-0.22%)の22356.30で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。両指数とも前日まで5営業日続伸しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。また、ITセクターの下落も指数の足かせに。米ハイテク株の下落が警戒されたもようだ。国内では、軟調な経済指標が成長ペースの鈍化懸念を強めた。
【中国本土】上海総合指数 3047.79 +0.28%
5日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.49ポイント高(+0.28%)の3047.79ポイントと4日続伸した。昨年11月23日以来、約3カ月ぶりの高値水準を切り上げている。
中国の政策動向が好感される流れ。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕し、冒頭で読み上げられた「政府活動報告」では、今年のGDP成長目標を23年と同水準の「5.0%前後」とする方針が示された。また、24年の基本スタンスとして、「財政政策を適度に強化し、質と効率を向上させる」と説明している。ほか、内需の拡大など各種の方針が明らかにされた。ただ、市場の一部からは、「成長目標が物足りない」との声も聞かれ、買い進む動きは限定されている。《CS》
スポンサードリンク