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「エルメス」が麻布台ヒルズに新店をオープン
©Nacása & Partners Inc.
「エルメス(HERMÈS)」が2024年2月29日、麻布台ヒルズに新しい店舗をオープンした。
パリの建築設計事務所RDAI(レナ・デュマ・アルシテクチュール・アンテリユール社)が手掛けた同店舗では、自然を尊重し、内と外を緩やかにつなぐ日本の住居建築独自の空間を反映。日本ならではの素材と技を生かし、「エルメス」で受け継いできた建築様式を再解釈した。桜材の羽目板張りの壁や深緑色の寄木細工、黄土色から深紅色に染まった秋色のピクセル模様に光が落ちるカーペットなど、さまざまなディテールによって自然の美しさを讃えている。
全面を和紙で挟んだ半透明のガラスで覆ったファサードは、グラデーションが透明から乳白色へと変化。背後には伝統的な箔の技法から着想した発光パネルを配し、夜になると建物は灯篭のように光り輝く。
メゾンを象徴するモザイクで飾るエントランスを抜けるとメンズのコレクション、そして、中央のオープンスペースにはレザーグッズ、ジュエリー、時計、馬具のコレクションと続く。もう一つのエントランスではウィメンズのコレクションが並び、シルク、フレグランス、ファッションアクセサリーが並ぶ。
石灰岩を象嵌したテラゾーのフロアには、パリの石畳や日本の伝統文様を想起させるパターンへとつなげ、2つのフィッティングルームとプライベートサロンを設置。
2階には、パリのフォーブル・サントノーレ店の秘密の屋上庭園を思わせる、香り豊かな庭園を望む落ち着いた空間が広がる。また、フォーブル店の屋上庭園で1940年代から育ててきた「りんごの木」。「エルメス」のスピリットを受け継ぐため、同店舗でも敷地内に「エルメス」の2024年の年間テーマ“フォーブルの魂”を象徴するリンゴの木を植えている。
さらに店内では、「エミール・エルメス・コレクション」から厳選したスケッチや絵画に加え、各国のアーティストによる古典からコンテンポラリーまで幅広いアートワークを展示。テラスでは、毎年異なるアーティストによる作品展示を予定している。オープニングでは、日本の建築事務所o+hの大西麻貴氏と百田有希氏が「エルメス」のシルク、ネクタイ、レザーのパッチワークによるウィンドウディスプレイを創り出した。
なお、グランドオープンに際し、エルメスジャポン株式会社の有賀昌男代表取締役社長、「エルメス麻布台ヒルズ店」の今井友子店長、エルメス・インターナショナルのフロリアン・クラエンエグゼクティブ・バイスプレジデント、森ビル株式会社の辻慎吾代表取締役社長、森ビル株式会社 森佳子取締役が出席したテープカット、植樹式も実施した。
■「エルメス麻布台ヒルズ店」
東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザC 1F
Tel:03-3569-3300(代表)
営業時間:11:00 – 19:00(月曜日定休、祝日の場合は営業)
■「エルメス」公式サイト
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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