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コンプライアンスに揺れるポピンズの株価急伸は、信用筋の買いあがりと捉えるべき!?
ポピンズ(東証スタンダード)の株価が、思いがけないほどの?上昇トレンドを見せている。働く女性を支援するベビーシッター・在宅介護・保育所運営など、いわゆるエデュケアを展開している。
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前12月期は「6.1%増収、14.1%営業減益、14.7%最終減益」。対して今期は「6.3%増収、21%営業減益、21%最終減益」立ち上がり、1月31日に「10%増収(288億9000万円)、11%営業減益(11億6000万円)、19%最終減益(6億7000万円)」へ上方修正。発信された、その理由にはとりあえず頷けた。が果たしてそれほどのサプライズを覚えるかといえば正直、疑問。
しかし発表日の「終値1137円/出来高1万7500株」に対し2月1日は、「高値1287円/23万900株」。以降も右肩上がりの展開。再確認した13日には出来高77万2900円/1610円という状況にあった。ただ信用取引の取組が売り残100株に対し買い残が2328.00倍と超買い長。「信用筋の売り待ち」を感じた。
ポピンズに関しては昨年来、コンプライアンスに疑問符がつけられる事由が発生。8月23日には『2023年5月に発生した不適切保育に関するお詫びと再発防止策について』と題するリリースが配信された。
また11月27日には轟麻衣子社長名で『一部報道について』とするリリースが発信された。詳細は省くが一部報道とは、週刊新潮の「創業者会長の中村紀子氏、娘であり社長の轟氏による、会社の私物化/社員へのパワハラ疑惑浮上」報道。直後に中村氏が取締役・会長職を「健康上の理由」で辞任した。27日のリリースでは「関係者の皆様に心より深くお詫び・・・外部専門家による調査を行っている」としたが、調査結果は未だ発表されていない。
仮に週刊新潮の報道が事実なら、一番迷惑を被るのはポピンズのエデュケアを利用している働く女性である。ポピンズのHPなどを覗くと「ナニーサービス」という言葉が頻繁に出てくる。
ナニーとは英国王室のロイヤルファミリーにも選ばれる、クオリティの高い教育ベビーシッターを指す。ポピンズは「世界的な名門校ノーランド・カレッジのプログラムを取り入れた専門研修で知識・教養・技術・人格など、全てにおいて最高水準のナニーを育成している。1年ごとにライセンスを更新している。ナニーは約2500名」が売り。
他のシッターの利用料金に通じてはいない。従い比較は難しいが・・・ポピンズを利用する場合の負担は「プレミアムコース:11時間活用で3400円×11/3万7400円」「スタンダードコース:2800円×11/3万800円」。
急伸している株価を信用取引筋の買い上げ上昇、と捉えるなら様子見が賢明と思うが・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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