関連記事
メドピアの登録会員医師が語った、今年の漢字1位は「改」の何故
メドピア(6095、東証プライム市場)。国内医師の約半数に相当する17万人が登録する、医師集合知プラットフォーム「メドピア」を運営している。
【こちらも】メドピア:医師の働き方改革施行に「減収懸念」の医師が少なくないとレポート よくよく覗いてみると
そんなメドピアから12月5日、ならではのニュースリリースが届いた。『医師が選ぶ「今年の漢字」1位は“改”』。会員医師の3006名から得た回答を基に、集計した「今年の漢字、上位10」。こんな結果だったという。
◆1位:改: 153票。ある20代の男性総合診療医師はその理由を「医師の働き方改革。準備期間は設けられていたが、各施設で混乱が起きたであろう1年」としている。また50代の男性腎臓内科医師は「働き方改革が大きく取り上げられたが、医師のスキルアップの障害とならないことを祈る」と答えている。
◆2位:減: 130票。40代男性一般内科医師は「診療報酬改定で内科系診療所は大きな減収となった。マイナ保険証義務化で高齢医師などの診療所の閉院が相次いだ」とした。
◆3位:変: 105票。30代の男性神経内科医師は「働き方改革や、美容系を含めた多様な働き方が少しずつ大きなうねりになっていると感じる」と指摘。
◆4位:働: 101票。50代の男性消化器内科医師は「働き方改革にいかに対応するかが病院の収入や勤務体制とからみつつ、大きな課題となっている」としている。
◆5位:乱: 71票。50代の女性一般内科医師は「マイナカードで“混乱”、働き方改革で“混乱”、いろいろ落ち着かず混乱の1年だった」と振り返っている。
◆6位:忍: 60票。50代の女性小児科医師は「物価高、労働賃金引き上げの中で診療報酬引き下げなど医療業界は厳しさに身を置いた」と、「忍のわけ」を説明した。
◆7位: 貧: 59票。60代の男性一般内科医師は「薬の出荷停止や制限などで、満足な治療ができなかった」と直言した。
◆8位: 金: 52票。50代の男性泌尿器科医師は「社会保険料の問題が取り上げられるようになり、医療と金について議論することになりそうだ」と、「カネ」を今年の1文字に挙げた背景を説明。
◆9位: 選/苦:44票。60代の女性一般内科医師は「日本とアメリカの選挙は医学界にも影響あり」とし、30代の女性消化器内科医師は「働き方改革やら、診療報酬改定やらいろいろと苦しい場面が多かった」として「苦」の1文字を選んだ。
◆10位: 無/難:42票。50代男性小児科医は「薬が無くなり、とても困った」。80代男性一般内科医は「すべてDX化で、高齢医師は難だらけ」としている。
メドピアの創業者で代表CEOの石見陽氏は、いまでも医療現場に立つ現役の循環器内科医師であり、経営者。医師の立ち位置での「今年の1文字」を知りたいと思うが・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
スポンサードリンク