藤沢のテラスモール湘南、6月までにフードコートや39店をリニューアルへ

2024年2月16日 09:01

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子育て世帯向けにリニューアルを進めるテラスモール湘南(住商アーバン開発発表資料より)

子育て世帯向けにリニューアルを進めるテラスモール湘南(住商アーバン開発発表資料より)[写真拡大]

 住商アーバン開発は、神奈川県藤沢市の大型商業施設テラスモール湘南(藤沢市辻堂神台)のリニューアルに入った。6月までにフードコートや入居テナント39店を順次リニューアルし、子育て世帯向けのサービス向上に力を入れる。

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 3階のフードコート「潮風キッチン」は、幼児を連れた家族が利用しやすいよう対面式の3人掛けカウンターを導入。幼児と向き合って食事時間をゆっくりと過ごせるようにするほか、小あがりの座敷席も新設する。3階の「キッズテラス」には、障害を持つ子どもたちも遊べる遊具を設置。4階の「ピクニックテラス」は人工芝を敷いて大型テーブルを置き、家族でくつろげる広場にする。

 リニューアルする39店のうち、新規出店は26店。食物販の「チーズガーデン」は2日に先行してオープン。その他、パンの名店「たま木亭」の名物スイーツパンを販売する「クニャーネの店」、衣料の「ビショップ」、食肉加工品の「千駄木腰塚」、フランス発のプレタポルテブランド「アー・ペー・セー」などが登場する。また衣料の「ラコステ」は、店舗面積を拡大して移転オープンする。

 テラスモール湘南がある藤沢市の辻堂エリアは近年、住みやすい街として評価が高まり、子育て世帯の人気を集めている。来店客に子育て世帯が増えていることもあり、住商アーバン開発は子育て世帯のニーズを満たす方向でリニューアルを決めた。

 テラスモール湘南は2011年の開業。スーパーの「サミットストア」やシネマコンプレックスの「109シネマズ」を核店舗に、約280の店舗が出店。約6万3,000平方メートルの店舗面積を持つ湘南最大級のショッピングセンター。JR辻堂駅と歩行者デッキで接続されている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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