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虎ノ門一丁目東地区再開発に着工、虎ノ門駅直結の27階建て高層ビル 2027年完成へ
複合施設の外観(住友不動産発表資料より)[写真拡大]
虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合と参加組合員の中央日本土地建物、都市再生機構、住友不動産は、虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業(東京都港区虎ノ門)に着工した。国家戦略特区の特定事業に指定された国際的なビジネス交流拠点の整備で、都市にいながら自然を感じられるオフィス、官民の垣根を超えて人々が交流するイノベーションセンター、店舗が入る29階建ての高層複合施設を2027年に完成させる。
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施設は、複合施設の東京虎ノ門グローバルスクエアに隣接した約6,400平方メートルに建設される高さ171メートル、地下4階、地上29階建て延べ約12万平方メートル。新たに設ける地下歩行者通路で東京メトロ銀座線の虎ノ門駅に直結する。
オフィスは基準階面積約2,800平方メートル。働く人に居心地の良い森のような空間を目指して緑豊かなテラスにつながるオフィスロビー、各階に小川が流れるバルコニー、屋上に庭園を設け、身近に自然を感じられるようにする。屋上庭園には地下から水をくみ上げ、自然流下する水音や水面の揺らぎでヒーリング効果を与える。
低層部の店舗エリアや東西のガーデンテラスで地域に開かれた空間をつくるほか、虎ノ門イノベーションセンター(仮称)を配置、官民のさまざまな人材が交流できるビジネス支援の拠点とする。
虎ノ門地区は国の中央省庁が集中する霞が関地区に隣接し、長く東京を代表するオフィス街の一つになってきた。近年は国際的な都市間競争が激しさを増しているだけに、外資系企業や外国人を呼び込む国際的なビジネス交流拠点として、虎ノ門地区の開発ラッシュが続いている。ただ、コロナ禍でリモート勤務が一般化する中、オフィスの供給過多心配する声も出ている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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