中国BYD、小型EVを日本発売 価格は363万円

2023年9月26日 08:51

印刷

記事提供元:スラド

中国の電気自動車(EV)メーカー「BYD」は20日、日本市場に小型EVを導入した。BYDは世界でテスラに次ぐEV販売台数2位で今年1月に日本市場に参入している。新モデル「ドルフィン」は、標準モデルが363万円、航続距離が長いモデルが407万円で販売され、政府の補助金を受けることで実質的に300万円以下で購入可能となる(ロイター)。

購入者は国の補助金と都の補助金を受け取ることが可能。標準モデルの実質負担額は200万円台になる。日本でのEVは、通常400万円以上の価格帯が主流で、200万円未満のモデルは日産自動車と三菱自動車の軽自動車に限られている。この低価格は、日本の小型車市場への足がかりを作るとともに、EVへの移行を促進する狙いがあるとみられている。

ドルフィンに関しては、Top Gear JAPANでレビュー記事が上がっているが、内装は独創的だが快適で航続距離も悪くはないとしつつも、操縦性ではやや問題があると指摘されている。具体的な項目としてはアクセルとパワーデリバリーに関しては鈍重であるらしい(Top Gear JAPAN)。 

スラドのコメントを読む | ビジネス | 交通 | 中国

 関連ストーリー:
中国BYD製のEVバス、六価クロム使用が判明し日本販売が凍結 2023年02月24日
電動自動車世界市場、日本は劣勢 海外メーカーが上位独占 2023年01月13日
トヨタのEV戦略、加速 2019年06月13日
パナソニックとTeslaによる電気自動車向け電池生産、他社を大きく引き離す 2018年07月05日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事