「for =~ために」と覚えては英語は話せない!? part 2 コアで覚える英語 - 前置詞 (12)

2023年9月17日 16:02

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 今回も前回に引き続き、forのコアについてシェアする。forのコアは「~に向かって」である。詳細は前回を参照頂きたい。

【前回は】「for =~ために」と覚えては英語は話せない!? part 1 コアで覚える英語 - 前置詞 (11)

■目的・意向を示す

 まずは以下の例文を見て頂きたい。

 例)
 I’m looking for my iPhone.「iPhoneを探しているんだが」

 「looking for =~を探す」と覚えている人も多いのではないだろうか。なぜforなのかは、そのコアから考えると分かりやすい。「~に向かって」というコアから、その意識の行先を示すことになる。つまりその動作の目的・意向を示すことになるためforが使われる。

■用途を表わす

 「~用」など用途を表わす。目的・意向を示す点から考えれば、理解できるだろう。

 例)
 These are magazines for teenagers.「若者用の雑誌」
 What is this for?「これは何に使うの?」

 日本語でも「~向けのもの」と表現する。同様のニュアンスと考えると分かりやすいのではないだろうか。

■代理・代用を表わす

 forのお馴染みの訳「~のために」と同様の考え方といえる。

 例)
 speak for another「代弁する」

■交換・代償を表わす

 なぜforが交換・代償を示すのだろうか。上記の「代理・代用を表わす」という点から考えると、分かりやすいだろう。以下の例文を見て頂きたい。

 例)
 I bought this camera for \50,000.「このカメラは5万円で買った」

 つまり5万円がカメラに取って代わったのである。日本語の「代償」にも「代わる」という文字が使われているように、英語と日本語どちらにも共通するニュアンスといえるだろう。

■(基準を表わして)~としては、~の割には

 以下が例文である。
 例)
 He looks young for his age.「彼は年の割には若く見える」

 この場合のforは、「彼の年齢に意識を向けている」と解釈できる。つまり彼の年齢を考えると彼は見た目が若いということだ。

 辞書を引くとこれ以外にもさまざまな意味があることが分かるが、全てコアから発展したものである。全ての意味を覚えるよりもそのコアを捉えるようにしよう。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

続きは: 「to = ~へ」と覚えては英語は話せない!? part 1 コアで覚える英語 - 前置詞 (13)

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