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なんばパークス、屋上公園「パークスガーデン」リニューアル 2024年春全面完成へ
南海電鉄は大阪ミナミの複合商業施設「なんばパークス」(大阪市浪速区難波中)で屋上庭園の「パークスガーデン」をリニューアルする。人が自然にもっと近づき、五感で触れられる都会のオアシスに切り替える内容で、近く工事に入り、11月上旬ごろに第1期リニューアルを終え、2024年春に全面リニューアルを完成させる。
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パークスガーデンは南へ行くほど建物が高くなる構造を生かし、ショッピングを楽しみながら歩いているといつの間にか緑の丘に出るように設計されているが、今回のリニューアルでは各エリアの特徴によりメリハリを持たせたストーリーを追加、過ごし方や遊び方の幅を広げるように工夫する。
2階はジャスミンのトンネルで来店客の興味を引くエントランスとするほか、3階はマグノリア並木の中でウッドデッキエリアと広場が一体化したリゾートホテルのロビーのような空間、6階は野外で食事を楽しめるガーデンテラス、7階西側は緑の中のワーキングスペースに仕上げる。
なんばパークスはプロ野球南海ホークス(現ソフトバンク)の本拠地だった大阪球場跡地を再開発した複合商業施設。南海難波駅のすぐ南側という大阪ミナミの繁華街に位置する。施設は地下3階地上10階建て延べ約24万4,000平方メートル。このうち、店舗面積が約5万2,000平方メートルで、約240の専門店が営業している。
パークスガーデンは地上から9階屋上まで階段状に続き、通路、広場を含めた敷地面積が約1万1,500平方メートル。「人、都市と自然をもっと身近にするために、森をつくる」というコンセプトのもと、約500種、10万株の植物が植えられ、オオルリやヒヨドリ、メジロなどの野鳥が飛来する。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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