五反田の「ゆうぽうと」跡再開発、施設名称が「五反田JPビルディング」に

2023年7月5日 16:28

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五反田JPビルディングの完成イメージ(日本郵政不動産発表資料より)

五反田JPビルディングの完成イメージ(日本郵政不動産発表資料より)[写真拡大]

  • 「co-lab五反田 with JPRE」イメージ
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 日本郵政不動産が東京都品川区の複合施設「ゆうぽうと」跡地で整備している大規模複合施設の名称が、「五反田JPビルディング」(品川区西五反田)に決まった。施設は2023年12月に完成する予定で、星野リゾートのホテルや品川区の多目的ホール、オフィス、商業施設などが入居する五反田地区の拠点が生まれる。

【こちらも】五反田の「旧ゆうぽうと」跡、大規模複合施設が上棟 2023年末完成予定

 五反田JPビルディングは、鉄骨一部鉄筋コンクリート地下3階、地上20階建て延べ約6万9,000平方メートル。1階にフードホール(約300席)、2階にシェアオフィス(広さ約1,600平方メートル)、3階に多目的ホール(約400席)が設けられるほか、3~12階にオフィス(総貸付面積約2万6,000平方メートル)、14~20階に星野リゾートのホテルが入る。

 2階のシェアオフィスは、春蒔プロジェクトが運営する。名称は「co-lab五反田with JPRE」に決まった。コワーキングブースと広さ10~100平方メートルの15個室、水風呂完備のサウナから成り、フリーランスやスタートアップ企業だけでなく、五反田JPビルディングで働く人たちが利用できる会議室を用意する。上層のオフィスと機能を補完し合うことで働き方サポートも目指す。

 五反田JPビルディングは「TOKYO, NEXT CREATION」をコンセプトにさまざまな事業者と連携し、多様な出会いと交流、新しい価値の創造を可能にする次世代の拠点とする計画。同時に、多彩な食を提供することにより、五反田地区のにぎわい向上も図る。

 旧ゆうぽうとは1982年、東京簡易保険会館として開館した。2007年の郵政民営化後はホテルや結婚式場、フィットネスクラブ、レストランなどが入り、多目的ホールの「ゆうぽうとホール」を併設していたが、老朽化と赤字で2015年に閉館している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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