関連記事
イオンモール、イオン京橋店跡地に暫定商業施設 7月20日オープンへ
FULALI KYOBASHIの開業イメージ(イオンモール発表資料より)[写真拡大]
イオンモールは、2019年に閉店した大阪市のイオン京橋店跡地に、再開発までの暫定商業施設として「FULALI KYOBASHI(フラリキョウバシ)」(大阪市都島区片町)を7月20日にオープンする。大阪最大級の駅前イベント広場と移動販売車ゾーン、屋台ゾーン、フードホールで構成する施設で、フードホールは2023年秋の開業を予定している。
【こちらも】イオンタウン、広島の「楽々園」に商業施設計画 広島電鉄と土地賃貸借契約
暫定商業施設が登場するのは、JR西日本や京阪電鉄の京橋駅前約1万5,000平方メートル。イオンモールが鉄骨平屋建て約500平方メートルの施設と、広さ約8,500平方メートルで、ライブステージなどを備えたイベント広場などを整備する。
さらにショッピングモールと異なる店舗形態として、移動販売車出店場所の貸し出しサービスを展開。日替わりメニューの移動販売車がテイクアウト、ランチ需要を満たすほか、夜は仕事帰りのサラリーマンらが気軽に立ち寄れる屋台が登場する。フードホールは6店舗の出店を予定している。出店する店舗総数は約20店となる見通し。
現地は鉄道車両生産の近畿車両工場跡地で、1971年にダイエー京橋店を核とする京橋ショッパーズプラザが開業。2016年から営業権がイオンリテールに移ってイオン京橋店と改名した。しかし施設の耐震強度不足もあり、将来の再開発に備えて2019年で閉店していた。
イオングループは将来の再開発について計画を示していないが、暫定商業施設の隣接地にはJR学研都市線の地下化や大阪市東部を南北に貫く幹線道路・玉造筋の延伸など、大型の都市開発構想がある。イオングループはこれら大型構想の進展をにらみながら、将来の再開発を進める方針で、再開発に着手するまでの間、暫定商業施設でイオン京橋店跡地を有効活用する。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
スポンサードリンク