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品川駅西口地区の土地区画整理事業認可、大型複合施設の整備など始動へ
品川駅西口開発(東京都港区)で、都市再生機構が進める土地区画整理事業が、斉藤鉄夫国土交通相から認可された。地区内にあった複合商業施設「シナガワグース」跡地(港区高輪)の開発計画を持つ京浜急行電鉄が明らかにしたもので、国際水準の会議施設、ホテル、商業施設などを核にした大型複合施設の整備構想などが本格的に動きだす。
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土地区画整理事業の計画区域は、品川駅西側の約12ヘクタール。事業期間は精算期間を含めて2050年度までで、事業費は約630億円に上る見通し。都市再生機構は東京都、東京都港区から要請を受け、二本榎通りの拡幅、公園の拡張、駅前広場や地下車路の整備などを進める。
京急電鉄は品川駅周辺を日本の成長を牽引する国際交流拠点に育てることを目指し、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発準備組合、西武リアルティソリューションズ、都市再生機構とともに、品川駅西口地区まちづくり指針を策定。政府から国家戦略特別区域の国家戦略都市計画建築物等整備事業の認定を受け、東京都から都市計画が告示されている。
まちづくり指針では、現存する緑地や台地の崖線を残しながら、ホテル群の立地でMICE機能の充実を図ると同時に、商業施設の誘致などを図って国際都市品川を世界に打ち出すとしている。
シナガワグースは、大型ビジネスホテルを核とした複合商業施設だったが、2021年に閉館し、解体工事が進んでいる。京急電鉄はトヨタ自動車と共同で跡地に新築する建物の検討を本格化する。東京都が品川駅周辺で進める京浜急行本線の連続立体交差事業に合わせ、品川駅ホームの地平化、2面4線化に向け、2023年度に品川駅内で高架橋の架設化に着手する。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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