アウディ、EV「e-tron」の充電能力を最大150kWに引き上げへ

2023年5月31日 16:36

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急速充電器使用のイメージ(アウディ ジャパンの発表資料より)

急速充電器使用のイメージ(アウディ ジャパンの発表資料より)[写真拡大]

 アウディ ジャパンは29日、電気自動車(EV)「e-tron」専用の150kW急速充電レトロフィットキットを発表した。6月初旬より全国のアウディe-tron店にて装着サービスを開始する。

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■150kW急速充電レトロフィットキットの概要

 現在、販売されているアウディ e-tron、e-tron スポーツバック、e-tron Sは、50kWの充電に対応しているが、今回急速充電となる150kW急速充電レトロフィットキットが追加される。なおe-tron 50のみ、120kW対応となる。

 e-tron 55 クワトロ、e-tron スポーツバック 55 クワトロ、e-tron Sは、50kWによる充電時間が約90分(5%から80%)だったが、150kWでは約30分と、3分の1に短縮される。

 ポルシェジャパンとフォルクスワーゲン ジャパンが展開している「Premium Charging Alliance 」(PCA)にも対応する。

 150kW急速充電レトロフィットキットは、無償装着の対象となる。部品は専用部品となり、取付けには時間が必要なことには注意が必要だ。

■Premium Charging Allianceの概要

 Premium Charging Allianceは、90-150kW級出力のCHAdeMO規格急速充電器ネットワークを統合した、プレミアム充電サービスだ。

 スマートフォンに専用アプリをインストールすることで、アウディ正規ディーラーや、ポルシェ・フォルクスワーゲンの正規販売店にある充電器と、全国のPCA専用急速充電器を検索可能。認証カードなしで、専用充電器の利用と支払いが可能となっている。

 料金プランは、月額会員と都度会員の2種類があり、月額会員は基本料金1,800円、登録料金は2,000円。150kWの急速充電は1分当たり75円。都度会員は基本料金や登録料金が不要で、150kWの急速充電は1分当たり200円となっている。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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