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米宇宙ベンチャー「Vast Space」、商業宇宙ステーションの打ち上げ計画発表
AC0x01 曰く、 米宇宙ベンチャーの「Vast Space」は 10 日、世界初となる商業宇宙ステーション「Haven-1」を 2025 年 8 月以降に打ち上げる計画を発表した(プレスリリース、マイナビニュースの記事、Sorae の記事、TEXAL の記事、公式のイメージ動画)。
この宇宙ステーションは全長 10.1m、直径 3.8m、質量 14t ほどのもので、4 人が最大 30 日間滞在できるという。太陽電池パネルや生命維持システムなどを全て備え、モジュール 1 基だけで完結する小型のものになるようだ。宇宙旅行向けに大きなドーム状の窓や、Wi-Fi によるインターネット接続なども備えるという。人員輸送には SpaceX 社のドラゴン宇宙船を使う想定で、SpaceX 社と宇宙ステーション本体の打ち上げ並びに有人飛行ミッションについての契約を結んだとのこと。
ポスト ISS を見据えた商業宇宙ステーションは各社が計画しており、ISS をベースに構築予定の Axiom Station や、Blue Origin などが計画する Orbital Reef のほか、ノースロップ・グラマンも設計を進めている。一方で、実際に試験モジュールを打ち上げた Bigelow Aerospace は業務を停止しているとみられ、Haven-1 が計画通り打ち上げられれば世界初の商業宇宙ステーションとなるかもしれない。
Vast のロードマップによれば、まず 2023 年 ~ 2025 年に SpaceX の相乗りミッションでオービターの打ち上げ実験を行い、2025 年には Haven-1 打ち上げミッションに続いてクルーを輸送・滞在させる Vast-1 ミッションを行う。2028 年にはより大きな Starship クラスの宇宙ステーションを打ち上げ、2030 年代には長さ 100m で 40 人を収容可能な回転スティック型宇宙ステーション、2040 年代には数百人を収容可能な二重リング型宇宙ステーションを実用化する計画とのことだ。
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