イオン、浜松市に「そよら浜松西伊場」出店 2023年秋に 環境配慮型SCへ

2023年4月7日 16:16

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そよら浜松西伊場の開業イメージ(イオンリテール発表資料より)

そよら浜松西伊場の開業イメージ(イオンリテール発表資料より)[写真拡大]

  • イオンスタイル浜松西伊場の開業イメージ(イオンリテール発表資料より)

 イオンリテールは、日本たばこ産業(JT)浜松工場跡に誕生するスマートタウン「一条タウン西伊場」(浜松市中区西伊場町)に、環境配慮型ショッピングセンター「そよら浜松西伊場」を2023年秋に出店する。屋上に設置する太陽光発電など、再生可能エネルギーで使用電力のすべてをまかない、脱炭素を推進する。

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 そよら浜松西伊場は、約3万平方メートルの敷地に整備するオープンモール型ショッピングセンターで、複数の建物が整備される。核店舗の「イオンスタイル浜松西伊場」が入る建物は平屋建て、ショッピングセンター全体は1~2階建てとし、全体の延べ床面積が約1万9,000平方メートルになる。

 ショッピングセンター内の建物の屋上には、太陽光パネルを設置して電力の地産地消を進めるほか、他の再エネ利用も検討する。買い物の中で実施が可能な商業施設ならではの環境保護の取り組みも順次、提案する。

 出店する専門店は明らかにされていないが、メガネの「ジンズ」、衣料の「ユニクロ」、カフェの「スターバックス」などが進出を計画しているもよう。核店舗のイオンスタイルは単身者や子育て世代をターゲットに食と健康を提案する店舗とする。スマートフォンレジの「レジゴー」も導入される予定。駐車場は約450台分を確保する。

 浜松市によると、一条タウン西伊場は地元創業の一条工務店が、JT浜松工場跡約10.6ヘクタールのうち6.2ヘクタールを活用。浜松市の補助を受けて戸建てやマンションなど省エネルギー住宅を集積整備している。ショッピングセンターができるのは、開発地区の北西部分。一条タウン西伊場住民の暮らしを支える商業拠点に位置づけられている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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