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ローソン店舗での「無印良品」販売、47都道府県に拡大 4月から11県追加
無印良品商品の販売コーナー(良品計画発表資料より)[写真拡大]
コンビニエンスストア大手・ローソン店舗での無印良品商品展開が、4月3日から東北6県と中部5県に拡大する。無印良品を全国展開する良品計画が明らかにしたもので、これにより全国47都道府県すべてで無印良品商品がローソンで購入できるようになる。
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4月から無印良品の商品が新たに展開されるのは、東北地方の青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県と、中部地方の愛知県、静岡県、岐阜県、富山県、石川県の合計11県。11県のローソン店舗では、文具や衣類、化粧水、レトルト食品、菓子類など無印良品で扱う約200の商品が、専用販促物を使った複数の棚で販売される。
良品計画は国内で約1万4,600店舗を持つローソンの店舗網を活用し、販売促進を計画した。2022年5月から関東甲信越地方を皮切りにローソン店舗での無印良品商品の展開を始めた。2月末現在で全国36都道府県の約9,600店に販売コーナーが開設されている。無印良品の商品は女性客を中心に根強い人気があり、多くの地域で好評を得ているという。
国内のコンビニエンスストア業界は、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの大手3社を中心に全国に約5万7,000店が出店。消耗戦と呼ばれる激しい競争を繰り広げている。取り扱う商品が重複するスーパーやドラッグストアともしのぎを削り合い、他店との差別化を図れる目玉商品はどのコンビニチェーンとも血眼になって探している状態だ。
ローソンは無印良品の商品を販売の目玉の1つと位置づけ、多くの店舗で出入り口付近など目につきやすい場所に陳列している。ローソンは、2023年2月期第3四半期累計の連結業績で過去最高となる約1兆9,000億円の売上高を記録したが、無印良品効果でさらなる売り上げ増を目指している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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