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商業施設「札幌エスタ」が8月末閉店、再開発組合が設立 43階建て高層ビルへ
JR札幌駅直結の商業施設「札幌エスタ」(札幌市中央区北5条西)が、8月31日に閉店することになった。跡地の再開発を計画しているJR北海道などで組織する再開発組合の設立が、秋元克広札幌市長から認可され、17日に設立総会を開く。跡地には展望施設やホテル、オフィス、商業施設などが入る高層複合施設が、2028年度の完成を目指して建設される。
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札幌エスタは札幌駅南口で1978年に開業した商業施設。家電の「ビックカメラ」や衣料品の「ユニクロ」など110店以上が入居しているが、2030年度末を目標とする北海道新幹線の札幌延伸に合わせて再開発される。1日約1,600便が発着するバスターミナルは9月30日に閉鎖される。
認可された再開発組合は「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発組合」。JR北海道のほか、札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズが地権者、朝日新聞社、朝日生命保険、札幌ステーションフロント、東宝、日本都市ファンド投資法人、芙蓉総合リース、メディカルシステムネットワークが組合員として参加する。
再開発場所は札幌エスタ跡と札幌市有地を一体とする約2ヘクタール。高さ245メートルで地下4階、地上43階建て延べ約38万6,700平方メートルの高層ビルを建築する。地下1~地上10階に商業施設、10階と14~17階に約300室のホテル、10~12階と18~33階にオフィス、35~40階に約200室の国際水準ホテル、41~43階に展望施設を入れる。着工は2023年度の予定。
札幌エスタは開業以来、札幌駅前の顔として市民や観光客に親しまれてきたが、新幹線延伸後のにぎわいの核となり、国際都市札幌にふさわしい地域のランドマークタワーに生まれ変わる。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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