オム プリッセ イッセイ ミヤケ 2023年秋冬コレクション、複合的なフォルムを構築

2023年2月15日 15:30

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記事提供元:ファッションプレス

 オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)の2023年秋冬コレクションが発表された。

■最小限の要素で、立体的なフォルムを作る

 「アポン・ア・シンプレクス」を今季のテーマに掲げるオム プリッセ イッセイ ミヤケは、必要最小限の要素で複合的なフォルムを構築。三角形をはじめとする図形を組み合わせて、立体的で動きのあるコレクションを作り上げていく。

■6つの三角形を組み合わせた「THREE BY SIX」

 コレクションの中でも今季のムードを象徴しているのは、6つの三角形を組み合わせて1つの服を作る「THREE BY SIX」シリーズ。隣り合う三角形の配置をずらして合わせることで、新鮮で生き生きとしたシルエットを生み出している。

■新たなシルエットを生む「UNFOLD」

 長方形の折り重なりを取り入れたシリーズ「UNFOLD」のベストやパンツも今季を表すアイテムといえるだろう。ウェアに取り付けられたボタンを外すと重なる生地が三角状に広がり、シルエットが変化。直線的なフォルムに、遊び心のある動きを加えている。

■コントラストの効いた格子模様「SKEW GRID」

 また、立体感のあるグラフィックを用いたルックにも目を奪われる。ブラック×ホワイトカラーでコントラストを効かせた格子模様のプリントシリーズ「SKEW GRID」。斜めにプリーツを入れることで、格子模様が屈折し軽やかな動きを実現した。セットアップとしても着用可能なコート、ベスト、パンツの3型が展開される。

■大小の三角形で構成した「TRIANGULAR GRID」

 「TRIANGULAR GRID」は、アメリカ出身の建築家・思想家であるバックミンスター・フラーが提唱した、球体を三角形の要素で構築するという考えから着想を得たプリントシリーズだ。大小異なる三角形で構成された柄をジャケットやパンツに落とし込んで、立体的なフォルムを際立たせていた。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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