アルパイン、11型ナビ「フローティング ビッグX 11」からスマホ連携特化モデル

　アルプスアルパインと、同社の国内マーケティング部門であるアルパインマーケティングは、11型大画面カーナビ「フローティング ビッグX 11」シリーズから、スマートフォン連携に特化したシンプルモデルの「XF11NX2S」（オープン価格）を発売する。3月中旬より全国のアルパイン製品取扱店にて販売を開始する予定だ。

【こちらも】AI搭載で360度全方位監視のドラレコ「Dash Cam Omni」　70mai Technology

　音楽や映像は、これまでDVDやCDを購入して楽しむサービスだったが、最近はサブスクリプションサービスに変化している。カーナビでの楽しみ方にもその流れが来ており、その主たるものが、スマートフォンとの連携により車内で楽しむ方法だろう。

　スマートフォンを利用すれば、音楽や動画配信サービスを利用できるだけではなく、リアルタイムで様々な情報の取得も可能だ。

　新製品は、音楽や映像をスマートフォンで利用することを前提として、CDやDVDスロットを排除し、スマートフォンとの連携に特化させたことが特徴だ。

　アルパインでは、できるだけ大きな画面で動画を視聴したいというユーザーの要望に応え、市販モデル最大の11型モデルを用意してきたが、車両構造により取り付けできない車種が多かった。そこで新製品では、ディスプレイ部の取り付け方法を工夫したほか、本体を1DINサイズとしてコンソールの最適な位置に取り付けを可能とした。これにより100車種以上に取り付けできるという。

　市販カーナビでは唯一となる、ワイヤレスApple CarPlayに対応。Android Autoにも対応しており、ハンズフリー通話や、メッセージの送受信などが利用できる。

　車種ごとに調整されたデータが格納されており、起動時にディスプレイに浮かびあがる愛車フロントビューとサウンドによる専用オープニングが楽しめるほか、車種ごとに異なるバックカメラのガイド線も搭載。アルパインのサウンドマイスターが推奨する車種ごとのサウンドチューニングなど、多彩な機能を搭載している。（記事：小泉嘉史・記事一覧を見る）